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黒岩氏辞任/民進県連代表代行に鷲尾氏
新潟日報[1面] 2016年10月25日
民進県連「米山県政支える」
民進党県連は24日、新潟市中央区のホテルで緊急の常任幹事会を開き、代表の黒岩宇洋衆院議員(3区)の辞任を承認した。米山隆一氏が当選した16日の知事選で県連が自主投票とした経緯などを巡り、混乱を招いた責任を取った。代表は当面空席とし、鷲尾英一郎衆院議員(比例北陸信越)が代表代行に就くことも決定。鷲尾氏は、25日から始まる米山県政を支援する方針を示した。
知事選で民進党県連は独自候補擁立を断念し自主投票を決めたが、その後、他の野党3党に推された米山氏が民進党を離党して出馬した。県連は22日に知事選を総括する常任幹事会を開いたが、選挙戦終盤に米山氏を支援した黒岩氏の行動や一連の対応に批判や不満が相次ぎ、紛糾したまま終わっていた。
仕切り直しのこの日は、黒岩氏が指名した鷲尾氏を代表代行として承認し、黒岩氏の辞任届を受理。新代表は来春に予定する定期大会まで置かず、鷲尾氏がトップとして運営に当たる。
終了後の記者会見で黒岩氏は「県連の方向性をあいまいにした。独自候補擁立を決めながら断念となり、離党者も出した。私の指導力、調整力の不足だった」と辞任理由を説明した。
一方、鷲尾氏は米山県政との関わり方について「米山氏は仲間で、党の国会議員や本部の幹部も選挙に入った。すべてオーケーという短絡的なものではないが、しっかり支える立場で関わる」とし、県政与党の立ち位置で支援する考えを示した。
さらに「知事選の対応で県民からの信用が失墜した。もう一度信頼されるよう、県民の心をつかめる活動を徹底してやっていきたい」と強調。米山氏が慎重な姿勢を取る東京電力柏崎刈羽原発の再稼働問題に関しては「新知事の方向性をしっかり尊重したい」とした。
鷲尾氏は2005年衆院選で初当選し4期目。東大卒。
民進県連 新体制に
新潟日報[3面] 2016年10月25日
大きな痛手 課題山積/党内に亀裂/連合との関係修復
知事選の対応を巡る黒岩宇洋代表の辞任は24日の常任幹事会で承認され、民進党県連の新体制は3日越しでようやく整った。代表代行に就いた鷲尾英一郎氏は失った党の信頼回復に取り組んでいくことになるが、この間の混乱で生じたダメージは大きい。早期の衆院選も取り沙汰される中、県連内に生じた亀裂や最大の支援団体である連合新潟との関係回復など、待ち構える課題は多い。
22日にあった幹事会では、独自候補断念や米山隆一氏出馬を巡る経緯の説明不足を指摘する声が続出。県連内の亀裂を露呈し、予定していた黒岩氏の辞任は議論にも入れなかった。24日は総括の議論をいったん棚上げし、新体制づくりを先行。米山知事着任前に何とか体裁を整えた形だ。
鷲尾代表代行がまず直面するのは、連合新潟との関係修復だ。森民夫氏を支持した連合新潟は県連の一連の対応に強い不信感を持っており、党本部の野田佳彦幹事長が自ら釈明する事態にもなっている。
衆院選に向けては、他の野党3党との共闘が成立するかも鍵となる。参院選、知事選と野党側が勝利したが、いずれも民進党の候補ではなかった。衆院選では現職候補を抱えており、3党にどのような姿勢を取るかも注目される。
米山県政へのスタンスも課題だ。東京電力柏崎刈羽原発に対する姿勢は、2030年代の原発ゼロを目指す同党と「現段階で再稼動は認められない」とする米山氏とでは異なる部分がある。鷲尾氏は会見で、地元の了解を重視する点では同じだとして「(米山氏が)示した方向性は尊重したい」と強調。その上で「県民の選択で選ばれた。事実上支えていく立場で関わっていかないといけない」と表明した。ただ、党内には離党した米山氏へのわだかまりも残っており、先行きは不透明さも残る。
党勢回復は、所属国会議員で最年少39歳の鷲尾氏に託された。「原点に立ち返り『県民党』で再出発する」と強調する新リーダーの指導力が問われる。
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