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黒岩氏辞任 議論できず
新潟日報[3面] 2016年10月23日
民進党県連は22日、新潟市中央区のホテルで常任幹事会を開いた。知事選の対応を検証したが、米山隆一氏が離党して出馬した経緯や、自主投票を決めながら終盤に県連代表の黒岩宇洋衆院議員(3区)が米山氏を支援し混乱を招いたことなどを巡り、議論が紛糾。結論は持ち越しとなった。予定していた黒岩氏の代表辞任も先送りとなった。
民進県連幹事会 知事選検証で紛糾
会合は冒頭以外、非公開。黒岩氏は「混乱を来した責任を痛感している。一定のけじめをつけさせてもらいたい」と述べ、辞任の意向を示した。
出席者によると、会合では黒岩氏の引責辞任も議題になる予定だったが、その前の知事選の検証で意見が相次ぎ、議論に入れなかった。自主投票を決めた責任者の黒岩氏自らが米山氏を支援した行動などに批判や疑問の声が出たという。
終了後の記者会見で黒岩氏は「多くの意見が出て時間が足りなかった。検証の場を設け、できるだけ早く総括をしたい」と述べた。進退は「総括が終わってから」と言及を避けた。
同県連は泉田裕彦知事の不出馬表明後、独自候補の擁立を模索したが断念。これを受け支援団体の連合新潟は森民夫氏の「支持」を決めたが、民進党衆院5区総支部長だった米山氏が他の野党3党に推され、離党して出馬した。連合新潟は県連の一連の対応に対し、経緯の説明を求めている。
会合では7月の参院選で公選法違反(法定外文書頒布)の罪に問われ、罰金30万円の略式命令が確定、公民権停止となった前参院議員の田中直紀氏から9月20日付で本部に離党届が出され、受理されたことが報告された。
場当たり対応に強い批判
再スタートを切るはずだった場は、混乱に拍車を掛けるだけで終わった。22日の常任幹事会で知事選の総括も、黒岩宇洋代表の辞任も決められなかった民進党県連。知事選での場当たり的な対応への批判は県連だけでなく党全体にも及んでおり、状況は深刻だ。
「調整力、指導力不足を申し訳なく思っている」。黒岩代表の反省の弁から始まった幹事会は、執行部への批判や疑問が続き、2時間半にも及んだ。
参加者が求めたのは、独自候補の擁立断念や党衆院5区総支部長だった米山隆一氏の出馬に至る経過説明だ。「どういう判断で独自候補をあきらめたのか」「なぜ米山氏が他党に引き抜かれる形になったのか」…。しかし、黒岩代表や大渕健幹事長から明確な答弁はなく、幹事が声を荒らげる場面もあったという。
一様に問題視したのは、執行部の説明不足。国会議員からさえ「詳細を聞いておらず、分からない部分が多かった」との声が上がった。知事選が終わり、これまでの不満が爆発した形といえる。
辞意を示している黒岩代表の後任の議論にすら入れなかったことで、今後の態勢づくりのめども立たない。連合新潟が求めているこれまでの経緯の説明にも入れない事態になった。
早期の衆院解散がささやかれる中、新潟日報社の試算では、知事選の得票を当てはめると衆院の全6小選挙区で野党側が勝利する。とはいえ、それは野党共闘が前提だ。衆院選では現職4人を抱える民進党が軸となるが、態勢が固まらなければ共闘の協議にも入れない。「決められない党」は党勢回復への道を自ら遠ざけかねない。
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