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BIの考え方は、個人に一定額を定期的に支給する、ということが基本だと思います。この場合、支給するための原資をどのように調達するのでしょうか? いろいろ考えられますが、次に挙げるものが考えられます。 1.所得税 これらで得られる原資の額は景気に左右されます。不景気になると所得が減少します。消費税も消費を控えるようになるので減少します。その他の税も何らかの形で所得に依存するはずですから、不景気になるとBIの為の原資が不足する事態が考えられます。そうなれば一人当たりの支給額を減額せざるを得ません。これでは安心してBI導入に賛成する訳にはいきません。支給額が保障されないからです。 BIを導入すれば景気が良くなって不景気を心配する必要がない、と反論されそうですが、世界的な不景気で輸出産業が大打撃を受ける事態は容易に想像できます。そうなればたとえBIが導入されていても不景気になることは明らかです。なぜなら国民の可処分所得が減少するからです。これはBIの支給額ではなくて、もともとの所得額が減少する為です。 もともとの所得額が減少すれば、BIの原資も減少します。減少額がある額を超えるとBIで支給する額を減額せざるを得なくなります。すると総所得が減少するためますます可処分所得が減少し、これは負のスパイラルに陥ります。BIの制度破綻です。 このような予想される事態に対して、BIは何らかの対応策を持っているのでしょうか? |