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(回答先: 北朝鮮情勢ーそれは15年前の「核危機」(金日成→金正日)と同じ! 投稿者 影の闇 日時 2009 年 8 月 02 日 20:56:10)
あまり利用しない所為か、ここの使い方がイマイチ解らないですね。 4つ目をupしようとしたら、今日の書き込みはこれ以上ダメということで途中で止まることに。 確か前回はこの倍位は書き込めたと思ったのですが。 そんな訳で昨日の続きです。
ひょっとしたらまた中途で止まることになるかも?
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昨日の続きです
北朝鮮における<正統性>を理解するについて、凡百の「専門家」の言より、D.ヒュームの次の指摘を吟味してみることを奨めます。
「多数派が少数者に統治されることの容易さ、そして、人々が自らの感情と情念を支配者のそれらの為に放棄する是非を問わない従順ー哲学的な目をもって人の世を考える者にとって、これほど驚くべきことは他にない。 この脅威が如何なる手段によって実現したのかと問うならば、力forceは常に被統治者側に在る以上、統治者は意見opinion以外に頼るものはないことが、見出される。 従って、政府の基礎とは意見だけである。 そしてこの格率は、最も自由、最も民衆的な政府と同じく、最も専制的な、最も軍事的な諸政府にも適合するのである。」(政府の第一原理について)
北朝鮮の権力の<正統性>とは何か?
抗日、続いて抗米戦争を戦い抜いて、民族の解放・独立を勝ち取って建国し、更に周囲(中ソ)の干渉を撥ね退け、自分達式の国創りをやってきたーそれをイデオロギー化したのが<主体思想>=金日成主義ーという処にしかない。
そして権力の委譲に伴い、それを改めて確認する(国民が承認する)為にも、周囲全て<敵>ー<敵>に囲まれてるーという状況を作り出す事が不可欠になる。
今回、主要な取引先でもある中国やロシアをも敵に回したのは(当然、それは折込済でしょう)、その事と同時に、市場経済化で状況が好転した(相対的に裕福になった)層を納得させる為でもあったでしょう。
我々(当局)が勝手にやったのではなく、強いられているのであり、相手側からやられているのである、と。
そうして、中国やロシアも、ひょっとしたら、その事を十分知った上で「制裁する側」にまわり、敢えて「適役を演じている」と見た方がいいのかも知れません。 何の為に?
北朝鮮を安定させる為に、です。