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(回答先: 分不相応に高い報酬を取っている高年齢正社員にも、大きな責任はある。 投稿者 最大多数の最大幸福 日時 2009 年 7 月 24 日 19:53:53)
脊髄反射的に(盲目的に)現状にいくら不満を訴えても、何の解決にもならない。
国、資本家、大企業、富裕層に利するだけで、こうした発言、発想を国、資本家、大企業、富裕層は笑って見ているだろう。
元記事にあるような正社員おっさんを非難しても、状況は変わらない。
正社員おっさんを臨時雇いおっさんに変えても、悲惨な労働者の数が一人増えるだけで、ルサンチマン的心性は癒されるかもしれないが、何の解決にもならない。
問題はこうした構造がどうして生まれたか、どのようにすれば変えられるのか、どのような方向に変えればいいのか、を考えて行動に移すことだ。
非正規雇用社員は、正規雇用社員を巻き込んだ運動を展開しなければならない。
元記事の「そう、これは完全な身分制である」という分析はあまりに素朴で単純すぎる。
この人には目の前のことしか見えていない。いや見ようとしていない。
どうしてこのような身分制にしか見えない構造が、労働者に強制されているのか、を考えようとしない。
元記事の結論は、「身分制の撤廃に異論がある人はいないだろうから、速やかに規制緩和して流動化し、能力で振り分けられるようにすればよい」というものだ(本当に答えはこれだけなのか?)。
これがいかにバカバカしいものであるかは、この結論は結局のところ、(新自由主義的発想によるもので)国、資本家、大企業、富裕層に利するだけ、と指摘するだけでよいだろう。
「能力による振り分け」といえば聞こえはいいが、結局のところ、国、資本家、大企業、富裕層に都合よく使われる道具に成り下がるということだ。