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(回答先: 「同一労働・同一賃金」を実現せよ。とだけ言うようにします。(これで実質的に身分制解消につながるから) 投稿者 最大多数の最大幸福 日時 2009 年 7 月 25 日 00:58:28)
多くの人々が不安定な雇用形態を選択せざるを得ない状況に置かれている。同一労働・同一賃金を実現しただけでは、この問題は解決されない。
派遣社員、請負社員、契約社員、パートなど非正規社員は、資本の側が必要としなくなれば契約満了であっさりと首切りにあう。
昨今では契約期間中でも契約を破棄される人々が続出している。
要するに資本の側の安全弁として使われているだけで、一人の人としてではなく、物のように扱われる存在だ。こうした人々がこのような状況に置かれたままでいいはずがない。
こうした雇用形態が解消されない限り、実質的な「身分制解消」にはつながらないことはいうまでもない。物事にはいくつもの側面があり、同一労働・同一賃金さえ
実現できれば実質的に身分制解消につながるといった単純な考え方は通用しない。
非正規社員の置かれた不利な雇用形態に労働者が対抗するためには労働組合の結成が有効な手段となる。社員である前に労働者だという自覚が必要になってくる。
現在では非正規の労働者でも組合が結成できるし、一人でも加盟できる組合がある。組合ができれば資本の側と対等に交渉することができるようになる。
このことの意味は大きい。今までのように泣き寝入りしなくても済むのだ。労働基準法に従って労働者の権利を主張することができる。
連合は労使協調路線で本来の組合の役割を果たしていない。劣悪な待遇に置かれた非正規労働者が大量に生まれたことには連合にも責任の一端がある。