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(回答先: 現状を変えるには自分が変わらなきゃあ(露天の鷹@玉袋さんの日記) 投稿者 もみの木 日時 2009 年 6 月 10 日 05:42:00)
「今の画というものは みな手本を基に描くばかりで
「未だ物を描けた物を見ていない
「皆 技術によって売れる事ばかりを求め
「技術以上に進む事が出来たものが無い
「自分が人と違っているのはこの点だけなのだ
-伊藤若冲- 」
雲未だ動かぬ者の頭上を覆い
人未だ吹かぬ風をただ呼ぶのみ
偽装の谷間に溢れた
許容を越えて群生する命
無心で行くメトロを
各々の秩序で交差する
局所的密度は臨界点
気違えぬ方が不思議
よくぞ堪えて
よくぞ保っている
人々の姿に愛しく燃ゆる反応炉
瞼の奥にたゆたう重低の空
身体の中に僅かに土埃浮き立つ
鳥は人世に渡り来て
その命の在り方を問う
未だ新しいままの歌を一夜に捧げ
未だ吹かぬ風呼ぶ者の心を揺らす
人の寝静まる空に幻想の蒔絵はある
窓に隠された空も
覗き見上げれば秘密など何処にも無く
千々に乱れてただ棚引く雲
暁に塗れれば見事息呑む空
人は未だ夢に飛べる空を描いている
削命するに相応しき存在と見出してこそ
そこに天地無尽の力は加味される
空は人の心を投影し
地もまた心を映す
大欲得てこれを果たさんと欲するならば
人もまた当然の如くして
天地と共に清浄とならん
身の内に風呼びこみ
重き塵舞い上がるを憶う
されば身体立ち所に軽からん
諮らずも蜉蝣の如くして
儚く舞い散った大志の痕
恐れに心眼曇らす事無く
我欲に道坂違える事無く
誰もが飛べるはじまりの空
時の静寂もって成し立たん
蜉蝣も群れ飛べば
これが国豊年なり