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(回答先: 中小企業への支払猶予の弊害 投稿者 一言主 日時 2009 年 9 月 29 日 11:55:03)
>>現在の金融政策は、低金利のうえ、借り入れ余力のないところへ無理やり貸し付けているのが現状です。
>>現在多くの銀行は、売上が下がっており、先行きに見通しのない返済能力のない企業へも、保証協会のお墨付きが有る限り融資し続けています。>>モラルは既に崩壊しているのです。
>>
>>そのうえさらにこの借金を棒引きしようというのです。それでも企業は再生できません。お金は企業に回りません、倒産していくだけです。
これを読んで思い出した実例があります。
知人が、地方都市で個人の不動産屋をやっています。
去年春までは結構儲かっていたようですが、
その後、全く儲からなくなってしまいました。
取引自体が消滅してしまったような感じだといいます。
たとえば、不動産屋にとってのお客様が、
『不動産を購入して家を建てる』あるいは、
『不動産を購入して事務所を建てる』時に、
土地を売る、あるいは、取引を仲介するのが、
不動産屋です。
ほとんどの場合、不動産購入のためにローンを組みます。
ところが、去年秋ぐらいから、不動産購入のためのローンが
組めないのです。
超優良のお客様にさえも、銀行は「不動産」というだけで
ローンを組まなくなっています。
不動産が右から左に流れる時に、そこから10%程度抜くのが不動産屋ですが、
不動産購入ローンが組めないので、商品が右から左に流れず、
商売あがったり、ということでした。
在庫不動産の価値はどんどん下がるし、もう会社としてやっていけない、
というくらいまで、収入は減っています。減って居るどころか毎月赤字垂れ流しです。
倒産しようか、と、本気で考えていたようです。
ここまでは本人に聞いた話。
その後、共通の知人経由で聞いた話では、銀行が倒産させてくれず、
ジャブジャブとその不動産会社に融資をしてくれたようです。
今つぶれたら、銀行の担当者が困るんでしょうかね。
もうつぶれるしかない、倒産するしかないような会社に
モラルなく融資をしている、という一例でした。