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[ブリュッセル 28日 ロイター] トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁は28日、短期金融市場に対する現在の強力な支援を永久に続けることは不可能だと述べた。
総裁は欧州議会の公聴会で「ユーロ圏短期金融市場への強力な介入を永久に維持することはできない」とした上で、「われわれは異例の状況下で異例の措置を導入してきた。状況が正常化し、これらの措置を実施する根拠が薄れれば、段階的に廃止(phase out)せざるを得ないだろう」と語った。
一方、経済状況が改善しつつあるとはいえ、今は出口戦略を実施する時期ではないとも指摘。「出口戦略はいずれかの時点で実行しなければならない。ECBは出口戦略を有しており、適切な時期が来たら実行する用意がある。われわれの出口戦略は金融政策全体の戦略において重要な部分を占めている」と述べた。
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-11691220090928
トリシェ総裁はECBによる大量の流動性供給がユーロ圏でインフレを引き起こすとの懸念を否定した。
また「ドルに関しては、現在の状況では、国際金融および世界経済の枠組みにおいてドルが強いことは極めて重要だと考える。ドルの信頼性は非常に大切だ」と述べ、従来よりも明確に強いドルへの支持を打ち出した。
これまでは、米当局者による強いドルへの支持表明は非常に重要と述べていた。
さらに、国際的な金融取引に課税するトービン税について「私は反対だ」と言明した。