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(回答先: 円弱含み、「介入あり得る」との財務相発言報道−対ドル一時90円台 投稿者 gikou89 日時 2009 年 9 月 29 日 11:01:25)
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/mnews/20090929-OYT8T00331.htm
28日の東京市場で円相場が急騰し、株価が大幅安となったのは、藤井財務相の「円高容認」発言と亀井金融相が主張する中小企業の返済猶予方針が材料にされたためだ。政策通を経済閣僚に配したはずの鳩山内閣はスタート早々に市場から冷や水を浴びせられた格好だ。
藤井財務相は28日午後、記者団に対して「一部の人が私の発言を歪曲(わいきょく)している」といらだちを隠さなかった。
同日午前、約8か月ぶりに1ドル=88円台前半まで円高が加速した引き金を引いたのが藤井財務相の発言だとの見方が広がったためだ。藤井財務相は同日朝、「人為的な(円の)ダンピングはいけない」という持論を繰り返しており、市場は日本が円売り・ドル買い介入に否定的だと受け止め、一気に円買いに走った。
世界の金融当局トップは望ましい為替水準や介入方針など手の内を明かさないのが常だ。しかし、藤井財務相は同日朝、円相場が1ドル=88円台に突入した後も「今の傾向は異常でも何でもない」と明言。もう一段の円高もあり得るという観測が投機筋などに広がった。さすがに午後になって「やや一方的に(円高に)偏りすぎている」と修正したものの、市場はほとんど反応せず、「円高論者」とのイメージはくすぶり続ける。
一方、株式市場では「亀井ショック」が尾を引いている。亀井金融相が導入を主張し続ける返済猶予が実現すれば銀行への打撃は必至だ。先読みした投資家が金融株を売り急ぎ、全体の株価を押し下げた。亀井金融相は27日、「私が言ったから株が下がるほど脆弱(ぜいじゃく)な銀行は銀行業を営んでいく資格がない」と一刀両断。株安と政策は無関係と強気の姿勢を崩さないが、政権公約の実現を目指す政治主導の体制が波乱要因になっていることは間違いない。
(2009年9月29日 読売新聞)