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http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90003017&sid=aISvpSij2KB4&refer=jp_news_index
9月29日(ブルームバーグ):東京外国為替市場では円が下落。前週末からの急激な円高に一服感が広がる中、円売り・高金利通貨買いが優勢となっている。藤井裕久財務相が異常事態では為替介入もあり得ると発言したとの一部報道も円売りを後押ししているようだ。
ドル・円相場は午前8時半過ぎころから円安・ドル高の基調が強まり、一時1ドル=90円3銭を付けた。週明けの相場では88円24銭と1月23日以来の水準まで円高が進んだが、この日は円売り圧力が目立っている。午前9時42分現在の相場は89円81銭で推移している
時事通信は29日、異常事態では介入もあり得るとの藤井財務相の発言を伝えた。また、円相場について「急激すぎる」とも述べたという。
ユーロ・円相場は1ユーロ=131円ちょうど付近から一時、131円67銭まで円売りが進行。前日に付けた7月14日以来の円高値129円83銭からは2円近く円安方向に値を戻している
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コメント
藤井財務大臣の発言に株式市場、為替市場は振り回されているようです。円高はいい部分もあり、悪い部分もあるというのは当然ですが、例え円高になったとしても国内の消費が細りつつあり、デフレスパイラルが国内で取りざたされている中、円高といっても国内においてはあまりメリットがないのかもしれません。ただ、海外で消費をすればメリットがあるために、海外旅行ができるような富裕層にとってはメリットがあります。
あれほど円高に対しては、神経質になっていた御手洗経団連会長も民主党が政権与党になっているために発言ものどに骨がつまっているような感じです。
ドルが下落を本格的にするには、米国債の下落とセットになると本格的ドル暴落となると感じますが、今回は藤井発言による円高影響というのが真実でしょう。
今日の東京市場は、国内要因ではなく、米国要因での株高となっているようです。ただ、あまり上昇力は今のところみられませんが。
朝方の外国証券経由の売買は、売り越しとなっており、ここ数日資金が東京市場から逃げているようにも感じられます。やはり民主党による政治的リスクを感じているのでしょうか。
米国市場は割かし安定感がみられますが、東京市場はどうも安定感がありません。小沢幹事長がイギリスから帰国し、国会人事も進行しましたので少しは民主党閣僚および官僚も気を引き締めるでしょう。
やはり、どの世界でもこのような人材は必要なのかもしれません。
大阪堺市市長選で民主党が支持した候補が参敗しましたが、すでに民主党政治に対する期待感が薄れてきており、かといって自民党にはもう期待できないという有権者が増えてきており、新たなる無党派組織が立ち上がるのかもしれません。
つまりは、既存政党政治そのものに魅力を感じなくなりつつあるのかもしれません。自民党は、経団連などの組織に動きを封じめられ、民主党は、正社員労働組合に動きをふうじこめられちうように、既存組織誘導政治に多くの有権者がノーを叩きつける時代へとかわりつつあるのかもしれません。
行政刷新局、国家戦略室など本格的始動までまだまだ時間がかかるようですが、鳩山政権の命はこの二局にかかっていると思い込むことで政権維持がもつかどうかということになるのではないでしょうか。
国益にもならない発言を繰り返す藤井財務大臣を前面にだすのではなく、仙石、菅さんを前面にだすことを鳩山総理は戦略に置くべきでしょう。
次の参議院選挙は、小沢神話もくずされ、そうしないかぎり民主党旋風は巻き起らないでしょう。
民主党閣僚に政権の怖さというものをしっかりと焼きつけることが、鳩山総理、小沢幹事長の役目かもしれません。