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FRBの金融政策、監査対象になれば金利上昇へ=FRB顧問(ロイター)
2009年 09月 25日 09:41 JST
[ワシントン 24日 ロイター]
米連邦準備理事会(FRB)法律顧問のスコット・アルバレス氏は、24日公表された下院金融サービス委員会向けの証言準備原稿の中で、政府機関にFRBの金融政策決定の監査を容認すれば、金利が上昇するほか、世界の基軸通貨であるドルを支えるFRBの能力も損なわれる可能性があると指摘した。
議会では、議会の調査部門である政府監査院(GAO)にFRBの金融政策に関する決定を監査させる法案が検討されている。
同氏は「法律が施行されれば、金融政策判断が政治的な思惑の影響を受けるとの懸念が強まり、金融政策に対する国民や投資家の信頼が損なわれる可能性がある」と述べている。
同氏は25日に同委員会で証言する予定で、その予定原稿が同委員会のウェブサイトに掲載された。
FRBを長年批判しているロン・ポール下院議員(共和、テキサス州選出)は、FRBをGAOの監査対象にする法案を提出しており、下院では同法案に対する支持が拡大している。