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2009年03月03日
金融危機情報(外貨準備高を企業融資へ)
財務省は【外貨準備高】から約50億ドル(約5000億円)を国際協力銀行に3月中に金融融資し、日本企業にドルを貸し出すと発表しています。
とうとう外貨準備高を使った融資にまで追い込まれてきていますが、金融危機はこれからが本番であり、IMFへの支援金や米国債購入資金等を入れれば、日本の外貨準備高は消えることもあり得ます。
株式は3月末までは国民の【年金資金】を使って徹底的に買い支えをするでしょうが、それも限度があります。
今まで蓄えてきた資金が一瞬にして消える危機に日本は直面しています。
金融危機情報(3400兆円が吹きとんだ株式市場と打開策)
2007年10月(株式のピーク)から見て2月末時点で世界の株式市場から3400兆円もの時価総額が減っていると報じられています。
米国のGDPが1500兆円、日本のGDPが500兆円となっており、現在起こっています【株式メルトダウン】のインパクトがいかに大きいか、おわかり頂けると思います。
何度も述べておりますが、今、世界中で行っている事態は<景気の悪化>ではなく、金融の【メルトダウン】であり、【金融恐慌】なのです。
2月末時点で世界の金融市場から3400兆円が吹き飛んでおり、このような中に金融機関に100兆円、200兆円投入しましても何にもならないのです。
予算を組んで国債を発行し、諸々の事業に10兆円、50兆円と投入しましても、何にもならないのです。
かえって国債を増発することになり、債券(国債)価格の下落>金利の上昇という悪循環に陥るだけなのです。
では何ができるのでしょうか?
なにもありません。
「神の手に任す」、これしかありません。
市場が自壊に入っている以上、行き着くとこまでいくしかこの自壊を止める手段はないのです。
「今は資産を増やす時期ではなく守る時期である」と一貫して述べてきましたが、今、この言葉をかみしめている方は多いと思います。
今、我々は【金融崩壊第2幕】におり、いずれ恐ろしい【第3幕】に突入します。
しっかり「自分の身は自分で守る」ということを実践したものだけが、金融崩壊後の社会で生きていけます。
nevada_report at 10:56
金融危機情報(4%を超える急落となったNYダウ)
NYダウ 6763ドル(−4.24%)
先週の金曜日の【NYダウ】は5%下げる可能性があると指摘しましたが、実際には1%安にとどまり、残りの4%が今日月曜日に“持ちこし”となったものです。
ただ、2日間で5%の下げですから、これだけみますと、昨夜のイギリス(FT)の一夜で5.33%の下げよりインパクトは小さく見えますが、一貫して述べております通り、<7000ドル大台割れ>というアナウンス効果は絶大なものがあります。
<他の主要国の下げ>
フランス 2581(−4.48%)
ドイツ 3710(−3.48%)
では、株安を受けて原油・金はどうなったでしょうか?
原油 $40.05(−10.32%)
金 $940.00(−0.27%)
【金】は下げていますがまだ比較的強い動きとなっており、最後のバブルを満喫する動きとなっています。
ここまで株が下げたのだからさぞ【ドル】は急落した筈、と思われる方も多いかも知れませんが、実際にはほとんど動いていません。
ユーロ・米ドル 1.2562(レンジ 1.2634〜1.2544)
ユーロ・円 122.19(レンジ 123.30〜121.95)
ドル・円 97.34(レンジ 97.79〜 97.04)
むしろ【ドル】は小幅ですが上昇しているのです。
世界で最も安全な資産である【米国ドル】に資産が集まり始めているのです。
今はまだ一ドル100円を切る円高ではありますが、この先、100円を超えて105円を視野に入れてきた場合、たとえば、政治混乱が深化したり、大型破たんが起こったり、悪い経済統計が発表になったりすれば、日本から本格的な資本流出が起こるはずであり、110円を突破していくことになる筈です。
もっとも、本格的な【円安】は今年後半からになり、今はいわば”ジャブ”的な動きであり、円がドルに対して下がりましても120円近辺かも知れませんが、それでも90円から見れば30円、率にして35%近いドルの上昇になりますので、90円前後で【ドル】資産を構築された方は最高の資産になることになります。
そして来年の【金融崩壊第3幕】では、円は≪大崩壊≫をしますのでドル資産を構築された方は物凄い資産を手にすることになります。
世の中には色々な<説>がありますので、どの説をとるかは読まれた方の判断ひとつであり、誰も強制は出来ません。
すなわち≪果実≫も≪損≫も、その方がすべて手にすることになるからです。
http://blog.livedoor.jp/nevada_report/