★阿修羅♪ > 国家破産61 > 473.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
【IT物流】、ロボットが在庫を運ぶ?「100年に一度」!物流のIT革命やぁ〜
090208キバシステム.jpg
物流の現場では、これまでのコンベイヤー方式からロボット方式に変わる「100年に一度」の変革が起きている。ボストンに本部のあるキバシステム社(Kiva Systems)が開発したネットワーク化されたロボット物流『モバイル式フルフィルメントシステム』により、生産性が従来の方式から最大で4倍にも改善しているのだ。すでに大手チェーンのウォルグリーンやギャップ、ステープルズなどが導入をし、成果をあげている。
『モバイル式フルフィルメントシステム』を簡単にいうと、人が在庫を取りに行くのでなくロボットが在庫を持ってくるというもの。お掃除ロボット『ルンバ』を大きくしたようなロボットが在庫棚を持ち上げて運び、床にあるバーコードを読みながら、スタッフ(ピッカー)のところに持ってくる。在庫棚を戻す場所も、商品カテゴリー別に戻すのではなく、呼び出し頻度が高い順にピッカーに近距離に戻し、生産性を上げる。
物流の業界誌『ロジスティック・マネージメント』誌編集長のマイケル・レバン氏は「飛躍的に生産性が向上し、間違いなく変革だ」と語る。キバシステムを導入したネットリテーラーのザッポ・コムでは、注文から発送までこれまでの48分間から12分間に大幅に時間を短縮できたと明かす。また、キバシステム社では、コンベイヤーの設置には12〜18ヶ月と時間がかかるのに対して、このシステムは数週間で導入完了という。
大手チェーンストアなど全米のネットリテーラーの物流倉庫で、無数のオレンジ色のロボットが動き回る日もそう遠くない。
キバシステムを説明する動画。倉庫の中を這い回るオレンジ色のゴキブリにも見えなくもない。
⇒彦麿呂がこの物流倉庫を見たら「物流のIT革命や〜!!!」って言いそうなぐらい凄いことです。キバシステムを導入している物流担当者は「最初から知っていれば、すべての物流倉庫をキバシステムにしたかった」と言わしめるほどですから、相当なものです。発送までのスピードばかりでなく、正確性も100%というほど優れていますから今後、ウォルグリーンやステープルズだけでなく大手チェーンも導入するでしょうねぇ。
⇒物流担当者の証言を聞いているとスピードや正確性、生産性以外にも際立って向上しているところがあります。ひとつは倉庫内の光熱費の大幅節約です。巨大な倉庫でもスタッフが働いているとなると、物流内の照明や冷暖房を切るわけにはいきません。キバシステムだと、ピッカーのところだけ光熱費をかければいいわけで、50%も節約できるそうです。エネルギー費がかからないので環境にも優しい倉庫と訴求できますね。
⇒そして労働環境も大幅に改善しています。まずは安全性ですね。スタッフは歩き回る必要がなく、所定の位置だけで作業するので事故がないということです。そして、ルンバ型ロボットは静かに動くので、うるさいベルトコンベヤーと違い大声でコミュニケーションする必要がないのも気に入られています。そして、現場トレーニングも従来だと4日かかっていたのが、半日以下で済むことも利点です。
ロボット化は進んでいますが、どんな形状な物でもつかめる人間の手がロボットになるのは100年先かな。
http://blog.livedoor.jp/usretail/archives/51175300.html