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サブプライムローン破綻までの世界の企業は、そして特に日本企業とチャイナの企業は、米国戦時経済体制による戦争需要を市場としていた。
これは例えてみれば、戦時に軍需生産をしている事に似たようなものであった。
突然にこの米国戦時経済体制は破綻に至ったのであって、これは「突然の終戦を迎えた」事に例えられる。
オバマ政権はイラクから戦闘部隊を撤退させるとの事だ。
これは戦争への敗北宣言であり、戦時経済体制の終了宣言でもある。
したがってこれからはアフガニスタン戦争の継続といった戦線の縮小を探りつつ、「戦後処理」に移行してゆくという事になる。
これは、当然ながら、
戦時の様な「需要」はもう来ないという事だ。
世界の企業は、そして日本の企業も世界経済のこの性格、つまり戦時経済・戦争バブル経済という事が判っていなかった。
それにより、終戦が来る事、そしてその事により戦時需要は無くなる事、その事が判っていなかった。
判っていなかったから、慌てて「大量首切り」をしなければならない羽目になり、業績の赤字転落を招いた。
横から見ていると「まことにだらしない有様」であるが、
困った事には、
未だに「対応策」が彼らには見えないことである。
したがって多くの企業が、敗戦による終戦の後に軍需産業が倒産どころか解散に追い込まれたように、かなりの衰退・退潮に追い込まれてゆくものと考えられる。
我々は、そして解雇された人々もこの様な当てにならない企業に期待していてはいけないと思う。
今回の事態においても気のきいた経営者ならば、「敗戦による終戦後の需要」は何であろうかと考え、その需要に応える経済活動に転換する準備をしておいて早速に実行するだろう。
現実には多くの企業がそれが出来ないのだ。
現状認識が出来ていなければそれは出来る筈はないのではあるが。
参考として方向性の一つを提示すれば、それは、
「地域開発に必要とされるニーズ」という事であり、そのニーズに応える経済活動を目指す事だろう。
世間一般がその方向性に目が向いていないし、大多数が気付いてもいないので、下手な動きをすれば独走となって損をする。
従って準備的に例えればアイドリングのように動き始めて本格的な動きが始まったら波に乗るれるように心がけておくべきだろう。
例えば建設・土木でも大都市圏において無理な需要を掘り起こそうとするよりも、各地方において地域開発が出来そうな起こりそうなところを探しておいて需要の可能性を探っておくべきだろう。
実際に経済社会構造の転換は政治のリーダーシップがなければ完遂できない。
それには政治の転換が必要であり、それはこれから起きる事なのだ。
従って現在の需要は経済社会構造転換の準備に向けての必要な財やサービスの提供と言う事になるだろう。
抽象的な言い方、そして象徴的な言い方しか出来くて申し訳ないのであるが、
読み手の側の応用力と展開力に期待するほかに私に出来ることはない。
敢えて原則論だけをくどく語っておけば次のようになる。
食料自給は健全な経済社会に不可欠なものであり、それを基礎にして経済生活の様々な需要が発生し拡大する。
従って、市場の育成には食料自給が不可欠であり、それを保障する自営農家の育成が不可欠ということになる。それらを基礎に地域社会の再活性化を招いて大都市による社会腐敗と崩壊からの回復を実現しなければならない。
衰退して消えつつある市場の再生と復活・成長は生活の基礎としての役割を担い保障するところの食料自給と担い手としての自営農の絶対数の確保にかかっていると言えるだろう。
その上に生起する様々な経済需要が何であるかについて考察するというよりも、カンを働かせればよいのではないだろうか。
私の様な人間はカンが悪い。方向音痴になるような事もあって具体的なことは苦手だ。
世間にはカンのいい人が沢山居られるのではないのか。
↓参考
原田武夫 日本経済再編のカギを握るのは新潟だった?
http://www.asyura2.com/09/senkyo58/msg/355.html
投稿者 新世紀人 日時 2009 年 1 月 21 日 00:16:52: uj2zhYZWUUp16
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