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(回答先: 本当にアホだねえ、悔しかったらまずこれを否定したら 投稿者 中川隆 日時 2010 年 7 月 05 日 23:50:40)
とうとう行き詰り、追い詰められての「天皇の陰謀」かいww
だから、バーガミニの論なんて根拠にならないと、予め言っておいたんだぜ。
何故なら、その書でも挙げてる通り、彼への資料の主な提供者は歴史家の秦郁彦。 保守派にも分類されてる通り、彼の立場は従来の天皇観や戦争観を逸脱するものではない。 その彼が、自ら善意で提供した資料を、別の政治的な意図の下に、悪意に使われたとして、抗議・弾劾しておる。 どういう政治的な意図か? 昭和天皇を専制君主=独裁的権限を有する者として描き出し、戦後処理の不十分さをアピールすることで、日本の「戦争責任」の問題を、改めて浮かび上がらせようとするものだからだ。
これが出たのは73年、ベトナム戦争の帰趨が見え、アメリカの指導力が翳りをみせる中、「日中国交樹立」を掲げて登場してきた田中内閣が、戦後初めて、アメリカの意図に逆らうような外交(資源自立外交)をやり始めた頃だ。 ほぼ同じ時期、西独ブラント首相が「東方外交」をやっている。 その前後から、日独の「戦争責任」の問題が、改めて、ジャーナリズムで大々的にクローズアップされて来る。
ドイツの場合「アウシュビッツ」、日本の場合「南京虐殺」(中国)「従軍慰安婦」(朝鮮)そして「天皇の責任)(日本)。
つまりそれらは、<冷戦体制>の綻びを衝いて、独自の立場を追及し出した日独に対するカウンターとして、意図的にクローズアップされた政治的言説と、本来見られなければならない。 「天皇の陰謀」も又、そういった類の政治的書物だ。
何故なら、これは、予断を排して観れば、天皇が国家意思の体現者=統治の総覧者として居り、戦後流布することになったロボットとか操り人形ということではなかったことの証明にしか過ぎないからだ。
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