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(回答先: 断固主張してブレない方が正しいとは限らない 投稿者 ワヤクチャ 日時 2009 年 4 月 19 日 19:43:46)
検察の不当な政治介入によって民主党の小沢代表の政治的立場は大きく揺らいでいます。
もし総選挙となった場合、各候補者の応援演説を小沢氏がやれるのかどうか。現在の情勢ではそれは不可能だと思います。候補者の側が小沢氏の応援を辞退する可能性が高いでしょう。
小沢氏に対する検察の不当弾圧は政治的に非難されるべきものであり、民主党はあらゆる機会をとらえて検察の不当性を国民に訴えるべきでしょう。しかし、そのことと、小沢氏を民主党の代表の地位にとどめておくこととは分けて考える事柄だと思います。今回の弾圧は、不当なものであることは間違いありませんが、小沢氏本人にも検察につけ入れられる弱みがあったことは事実です。小沢氏が政治資金の面では古い自民党議員と変わることのない体質を持っていることが今回の「事件」で暴露されました。そのことを国民は敏感に感じ取っているはずです。
小沢氏が民主党代表の座を降りないことだけが検察の不当弾圧と戦うことではありません。政治的正当性の立場から言えば、小沢氏が代表の座を降りる必要はありませんが、現在の情勢をよく分析すれば、そうした考えは余りにも現状を無視した、硬直した考えであると言わざるを得ません。小沢代表がその立場を降りずに政治的正当性を主張すれば総選挙で勝てるのでしょうか? あるいは国民がそのうちに小沢代表の問題を忘れてくれるでしょうか? 総選挙となればマスコミはこぞって小沢代表の過去の資金問題を繰り返し報道するでしょう。
今最も重要なことは総選挙で政権交代を果たすことであることに異論はありません。その目的を実現する上で小沢氏が代表のままで果たして勝利できるのか? 民主党内では誰も小沢代表に表立って意見を具申するものがいないようです。党内民主主義の欠如を感じます。すべては小沢代表の判断如何にかかっているようです。
政治的正当性に固執して総選挙に敗北する。これだけは避けたい事態です。情勢を正確に分析し、そこから正しい戦略を引き出す。今、民主党に求められているのはこの柔軟性ではないでしょうか。
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