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(回答先: 「女性はいのち、魂を抱く性である」ということ。いのちを育み産み出すという霊的な、目に見えない世界を司る性/島袋伸子 投稿者 藪素人 日時 2010 年 9 月 09 日 21:15:16)
<種の存続がいのちの根本>
人間はね、男だけがそうなのか、わからんけれども、ほとんど性欲だけで生きとるね。根源だよ。子孫を残すためにほとんど生きとるんだよ。
それが今の社会の思想だと、子孫を残すことが「副」で、自分が生きるということが「主」であると、思っている。
わしもね、…徹底的に追求してきたら、本当はいのちを継いでいくという人類なら人類の「種の存続」、それが本当の意味の「いのちの根本」なんだとはっきりわかった。
だから性欲というものが人生の一番本質なんだよね。そのエネルギーは、宇宙の生命力の本質を司る。個人的なものをぶち破る、宇宙の胎動なんだよね。「本当の人間の目的」というものに達するための原動力になるんだよね。
これは自然、神に帰依するということなんだけれども、男女がセクシャルなことによっていのちを継いでいって全体としての種が存続してゆく、そのことが一番大事なことで、個々の人間もそのためにやらなきゃならんことなんでね。
人類を「種」として存続させる傾向が、意識的であるか無意識的であるかはわからんけれども、昔の人は強かったんだと思うよ。おそらく非常に性欲が強くて、どんどんセックスして…どんどん繁殖しちゃった…。
みんなもっと本能で生きろ! くーしゃくしゃにやって、人類に貢献せにゃいかん! 性欲こそ、生きてあることの精華であるぞ!
<日本民族は性を大切にしていた>
たとえば、『源氏物語』なんかセックスばっかりじゃない。光源氏が「やりたい、やりたい、やりたい、やりたたたた…」って、そんなことばっかりです。『万葉集』だってそうです。『古事記』だって国産みの話だもんね。
こういうふうに日本民族は大昔からずっと性を大事にしてきたのに、今は性というものの捉え方が…罪悪というか、いやらしいものという捉え方をしとるんじゃない?
<男は男らしく、女はおんならしく>
結局、神が男と女とを分けたということは、一つは子どもを産み育てるという女の役割のためであり、男の役割というのはそれを支えて人類の存続に努力することでしょう。
一言でいえば、すべて神が支配しとるんです。
女は女らしく、男は男らしく、今の人類のくびきから逃れる第一のところはここでしょうな。
【出所】「いのちのためにいのちをかけよ」吉村正/地湧社‘10年
(ヤブ人)
拙者の最も関心のあるところの抜粋で恐縮! 本書の眼目は50年にわたってお産の現場に立ち会ってきたクスリにも器具にもたよらぬ「自然分娩」のすばらしさを語っておられるところ。
自然分娩した親子は実に生き生きした良い表情をし、その後の親子関係もすばらしくうまくいく。
妊婦への指導は、「ごろごろ、ぱくぱく、びくびくしない」ということ。ごろごろしないで体を動かしよくはたらくこと(医院では薪割りもさせる)。ぱくぱくむやみに食べないこと。お産をむやみに怖がってびくびくしないこと。
78歳のこのお医者さんは、もともと女性が好きであったが、50年つきあってきて女性への崇敬の念がいや増した。女性賛歌の書でもあると思うな。
(付記)
女性の膣についての島袋さんの証言には瞠目したね〜。もっと多くの女性が語れば、天が膣に託した神秘的な宇宙の原理がもっと明らかになるんでないかえー。そすて、女性が本来あるべき位置でもっともっと尊重され、男も女も幸せになれる世の中作りの基本原理が解明されてく。
「女性は膣で考える」てぇことでないかえ〜。もぢろん、第二の脳としてのー。
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