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第58回 人体と機械の融合目指す サイボーグ医療の時代が到来 (2005/12/03)
http://www.asyura2.com/08/senkyo56/msg/628.html
投稿者 ROMが好き 日時 2008 年 12 月 06 日 23:12:45: Dh66aZsq5vxts
 

(回答先: 第57回 女性・女系天皇容認で議論呼ぶY染色体論とミトコンドリア (2005/11/30) 投稿者 ROMが好き 日時 2008 年 12 月 06 日 23:06:05)

第58回 人体と機械の融合目指す サイボーグ医療の時代が到来 (2005/12/03)
http://web.archive.org/web/20051231045916/nikkeibp.jp/style/biz/topic/tachibana/media/051202_cyborg/

2005年12月3日

 本日、12月3日の夜10時10分から、NHKのBS第1チャンネル「BSドキュメンタリー」で、「立花隆が探るサイボーグ医療の時代 第1回 人体と機械の融合」という番組が放送される。11月5日に放送されて評判を呼んだ、「サイボーグ技術が人類を変える」の続編のような番組だ。

 前の番組があまりにも情報を圧縮しすぎたため、番組を見ただけではよくわからなかった部分に踏みこんで作った番組だ。あの番組は、もともと3カ月余にわたって、国内外の取材を積み重ねて作った番組で、取材テープは100時間余もある。その大半が使わないまま眠っていたので、実は作ろうと思えば、あと 2本でも3本でも作れる。

 だから、今回の番組、単発の番組ではなく、すぐ1週間後の12月10日に、同じ「BSドキュメンタリー」の枠で「立花隆が探るサイボーグ医療の時代 第2回 脳をどこまで変えるのか」という番組がつづいている。これを同時並行で作っているから、大忙しなのだが、内容的にはそれでも足りないくらいの材料がある。

 
サイボーグ技術誕生の舞台裏を明かす
……………………………………………………………………
 最初の番組(11月5日)でも、いろいろ驚くような映像を紹介したが、今回も珍しい映像を次々に紹介していく。特に、あのような技術が出てきた背景を描いている。あれほどの技術がそう簡単に生まれてくるわけはないのであって、そのメイキング・オブが面白いから、その経緯を丹念に紹介している。

 たとえば、アメリカ、テネシー州の、高圧電線にふれて両腕を失ってしまった配電工事人のサリバンさんのロボット・アームだが、あれを作ったシカゴのカイケン医師を紹介して、彼がどのようにしてあのアイデアを思いついたのか、どのようなチームが編成されて、その共同作業として、あのアームがどのように作られていったのかなどが描かれる。

 日本の、機械に巻き込まれて手を失った笠井ヒロ子さんという患者さんの手についている5本の指が動く精巧な義手がどう生まれたのかも話題の一つだ。あれを作った東大工学部の横井浩史助教授が、秋葉原の電機関係のショップを何度も訪ね歩いては、ついに、1個17グラムという軽量のラジコン用モーターをさがしあて、それを13個もつけることで、全部の指を動かせるようになったなどという秘話も紹介されている。

 
next:それまではモーター1つが200グラムもした…
http://web.archive.org/web/20051231045916/http://nikkeibp.jp/style/biz/topic/tachibana/media/051202_cyborg/index1.html

 それまではモーター1つが200グラムもしたから、それを13個もつけたりしたら、それだけで2.6キログラムになってしまい、重すぎて日常生活に使える義手にならなかったのである。

 あのロボットハンド、動かすときにかなり大きな音がするので、あれでは実用に遠いだろうと思った人も多いようだが、あれは横井助教授の研究に十分な研究費が出ていないため、安いモーターしか買えなかったからで、ちょっといいモーターにすれば、たちまち音はコントロールされて問題は解消するということをここで付け加えておく。

 さらには、そのモーターをもっと強力なものにかえたりすれば、人間以上のパワーを出すことができるロボットハンドもたやすくできるのである。

 
人工内耳の仕組みや発展の歴史を詳細に解説
……………………………………………………………………
 人工内耳については、あの手術を長年やってこられた東大医学部の加我君孝教授から、人工内耳の仕組みや、その発展、人工内耳をつけている人はどのような音を聴いているのか、など、さまざまのことを聞いている。

 人工眼については、前回の患者(アメリカ・カリフォルニア大)とは全くちがう方式の人工眼を付けている別の患者を紹介して、その人工眼の技術がいま急速に立ち上がり、実用化のフェーズ目前というところまで来ている様子を伝えている。

 とにかくまたも驚く話の連続ななので、東大の立花ゼミの学生たちも、「サイ」というページの中に前回作った解説ページ(リンク集がたくさんある)のコンテンツをさらに充実させようと、前日から徹夜でがんばっているので、是非見てやってほしい。

 
立花 隆

 評論家・ジャーナリスト。1940年5月28日長崎生まれ。1964年東大仏文科卒業。同年、文藝春秋社入社。1966年文藝春秋社退社、東大哲学科入学。フリーライターとして活動開始。1995-1998年東大先端研客員教授。1996-1998年東大教養学部非常勤講師。2005年10月から東大大学院総合文化研究科科学技術インタープリター養成プログラム特任教授。

 著書は、「文明の逆説」「脳を鍛える」「宇宙からの帰還」「東大生はバカになったか」「脳死」「シベリア鎮魂歌―香月泰男の世界」「サル学の現在」「臨死体験」「田中角栄研究」「日本共産党研究」「思索紀行」ほか多数。講談社ノンフィクション賞、菊池寛賞、司馬遼太郎賞など受賞。
 

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