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2008年06月07日
タクシー接待事件の衝撃
不正をしていた官僚たちは居酒屋タクシーと呼んでいたらしい。言い得て妙だ。よくぞ言ったものだ。それほど官僚は弛緩しているということだ。これだけ官僚の不正が批判されているなかで、こんな不正を続けていたとは、たいした度胸だ。見上げた厚かましさだ。
この問題は福田自公政権にとって更なる打撃となるに違いない。
一つには、この不正のたちの悪さだ。
民間人が自分の金でタクシーに乗って、見返りにサービスを受けるのとは訳が違う。その金は税金だ。
冬柴国土交通大臣は、営業活動として客にサービスをするという程度の話か、問題ある話か、良く考えてみる、などと口走っていたが、そんなごまかしで逃げられる話ではない。
金銭の多寡ではない。客に対するサービスといった類の話ではない。際限なく出てくる官僚の、公費を私的に利用するたちの悪い不正が、ここまで及んでいたか、という衝撃的な話だ。
二つにはその広がりだ。13省庁502人といっているが、そんな程度であるはずはない。ウソをついて逃げようとしている者がごろごろしているに違いない。
更に、タクシー券にウソの数字を書いてその見返りに金品授受を受けているケースがあるに違いないということだ。そうなれば悪質な詐欺であり税金の横領だ。
おそらく、この醜聞の実態は隠し通されるに違いない。
なぜならば本当の事は分からないからだ。正直に自分の罪を申告するおめでたい官僚はいない。いくら部外者がしらべても、本当のところはつかめないからだ。
しかし真相が明らかにされないからと言って、政府の責任が逃れられるものではない。
年金や医療保険や物価高で国民が苦しんでいる時だ。
官僚が、その特権を悪用して、天下りや談合や税金の不正流用といった、あらゆる醜聞を繰り返している中での事件である。
またしてもか、と誰もが思う金銭がらみのあきれはてた行状だ。
おまけに、その中心が、税金を国民から奪い取り、それを政治家や利権業界にばら撒いている財務官僚だ。
国民の怒りを買わない筈はない。
官僚をかばい続ける自公政権に打撃を与えないはずはない。
この事件はこれからどのように発展していくのだろうか。
野党はこの事件を追及しない手はない。野党の力量が問われている。何があっても自公政権を解散・総選挙に追い込む、という野党の本気度が、この醜聞への対応で、まさに問われることになると思う。
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