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(回答先: アフリカ開発会議という名のままごと遊び(天木直人のブログ) 投稿者 クマのプーさん 日時 2008 年 5 月 01 日 19:05:47)
http://www.amakiblog.com/archives/2008/05/01/#000855
2008年05月01日
なぜ今ごろ騒ぐ
4月30日の東京新聞で、東京新聞が行っている「読者と対話の日」についての報告記事が掲載されていた。4月19日に、千代田区内幸町で開かれた第264回目の「読者との対話の日」の集いであるという。
その中で、後期高齢者医療の問題について、「この問題を、なぜ今、騒ぐのか。早くから決まっていたのではないか・・・マスコミでとりあげてほしいことがたくさんある・・・・」と、マスコミの反応の遅れを指摘する意見が出されたという。
これに対し、佐藤育男政治部長は、「後期高齢者医療制度ができたのは、2年前の小泉政権の時・・・当時、後期高齢者医療制度の問題点を報道しなかったのは、マスコミの責任だ」と答えたという。
素直に非を認める佐藤部長には好感が持てる。
しかし、私がここで注目したのは、五十住和樹社会部デスクの次の言葉だ。
五十住デスクは、「制度の仕組みが複雑で担当記者にも難解な面もある」と答えたのだ。
この率直な白状に、官僚支配のこの国の行政の本質的な問題がある。
官僚は、暇に任せて机上の空論を重ね、複雑で、矛盾に満ちた欠陥法律を乱造してきた。そうして、自分たちだけが理解できる法律をつくって、自分たちの権限を守ってきたのだ。
選挙の事しか頭にない政治家に、そんな複雑な法律が理解できるはずはない。採決前に官僚を呼びつけて教えてもらうような政治家ばかりだ。官僚の用意した法案を、ただ採決するだけの与党政治家なのである。
野党政治家は、曲がりなりにも勉強をして問題点を追求する努力をする。しかし、多勢に無勢である。官僚は、議員もスタッフも少ない野党が追及できないように、わざと法案を複雑にし、乱造する。
野党議員はアップアップ状態なのだ。
ましてや、他社との競争に明け暮れる若い記者が、官僚のつくる法案を勉強して、その真意を見抜く事など出来るはずはない。
こうしてこの国の、国民を切り捨てる政策がどんどんと作られていく。その多くは後になって多くの問題点が含まれている事が明らかになる。
「今ごろ騒いでも法案が通ってしまったら終わりだ」
そういう官僚の高笑いが、私には聞こえる。
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