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(回答先: なぜ今ごろ騒ぐ (天木直人のブログ) 投稿者 クマのプーさん 日時 2008 年 5 月 01 日 21:36:54)
http://www.amakiblog.com/archives/2008/05/01/#000856
2008年05月01日
ガソリン減税の混乱を煽り立てるメディア
この国の政治を語る事は馬鹿らしく思えてくる。だから極力書かずにすまそうとしてきたのだが、これだけはどうしても書いておかなければならないと思った。
それはガソリン税をめぐる報道姿勢についてである。
世論の多くがガソリン減税を支持し、暫定税率復活に反対していた。それにもかかわらず福田首相は復活させた。国民に喧嘩を売っているようなものだ。どう考えても福田首相は反国民的である。
それにもかかわらず、メディアは福田首相への批判に向かわない。
ガソリン価格が下がったのはわずか一ヶ月間だ。また値上げが復活した。何のための価格値下げだったのか。混乱するばかりだ。などと、あたかも民主党が反対した事が混乱の原因であるかのような報道ばかりだ。
そんな情報操作に惑わされる事なく、我々は一連の税制改革について、それが国民のための議論ではなく、課税権限を手放したくない官僚と、その官僚に乗った自民党政治の税制改革でしかない、という一点を、見逃してはならない。
それを教えてくれた貴重な記事を、4月29日の毎日新聞に見つけた。財務省と総務省(旧自治省が、地方財源改革をめぐって対立しているという記事である。
すなわち、財務省は地方への税源移譲を認めるのであれば、その代わりに国が一般財源から地方に配分する地方交付税を大幅に削減すると主張する。
しかし、総務省(旧自治省)は、地方交付税は自分たちが自治体を支配するための既得権であると捕らえている。だからはじめに地方交付税の削減ありき、という財務省の方針には徹底的に反発する。
実は福田首相が暫定税率復活にここまで固執する理由も、財務省と国交省(旧建設省)の対立tという、国民不在の官僚支配にある。
すなわち、暫定税率の名の下に道路建設予算を既得権益化している国交省と、その国交省から道路建設予算を既得権益化して配分してもらっている自治体は、一般財源化などくそ食らえなのである。
そんな官僚のエゴを抑えきれない福田首相の官僚依存体質こそ、ガソリン税復活に見せた国民不在の福田政治の正体なのである。
メディアがこの事を知らないはずはない。この国民不在の、官僚による血税の奪い合いを放任している福田政治の本性を知らないはずはない。
しかし、メディアは、自民党・官僚体制を敵に回しては情報をもらえないとばかり、本当の事を国民に知らせようとしない。国民から背を向けて、もっぱら自民党と官僚の方ばかりを見ている。
そんなメディアこそが国民の本当の敵であるのかも知れない。
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