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(回答先: STOPクラスター:日本「賛成」の背景/上 全面禁止派に対抗(毎日新聞) 投稿者 クマのプーさん 日時 2008 年 2 月 25 日 12:38:06)
http://mainichi.jp/select/world/news/20080224ddm007030024000c.html
◇「対象外」主張に隔たり
「もう議論の時は終わった。これからは真剣な交渉だ」。クラスター爆弾ウェリントン会議初日の18日。ドイツ代表が「(現在の)条約案には不満がある」と切り出し、5月の条約合意へ向けた本格的な交渉が始まったという認識を示した。
「本格交渉」の争点になったのは▽どの爆弾を禁止するかの「定義」▽条約に加盟しない国との「共同作戦」の扱い▽禁止実施までの「移行期間」の設定−−の3点だ。会議は議論が百出、収拾がつかない事態に陥った。
日本は「共同作戦」に関する修正案を各国の先頭を切って提案。「定義」「移行期間」などでも次々と修正案を出した。独仏スイスなども日本にならって提出。修正案はA4判計32ページという膨大な量になった。
結局、今回の会議ではまとめきれず、5月にアイルランド・ダブリンで行われる会議に持ち越される重い「宿題」となった。
一方、参加国の中では、どの爆弾を禁止対象から外すかについて、次第にコンセンサスが醸成されている。
クラスター爆弾の中には、不発弾になった場合に自動的に爆発する「自爆装置付き」の改良型や、攻撃目標を認識して爆発する「目標識別」能力のある最新型がある。
独仏などは「自爆装置だけでは不十分だが、さらに目標識別能力まで備えた最新型は例外とすべきだ」と主張をそろえ始めている。従来、例外なく爆弾を禁止すべきだとしていたノルウェーも「最新型が軍事目標と民間施設を区別できるなら市民の被害は出ない」と容認を示唆し始めている。外交筋は「次回の会議では、自爆装置と目標識別能力の双方を備えた爆弾が禁止対象外として扱われるのではないか」とみる。
だが、日本はこのレベルには追いつけていないのが実情だ。日本は今回「自爆装置付きの改良型であれば禁止対象外にする」と主張。目標識別能力が備わっていなくても禁止しない考えを示した。こうした主張をする国はほとんどなく、非政府組織は「日本は最悪」と酷評する。
日本は英独仏が爆弾のうち一部だけを禁止する「部分禁止派」で同じ立場と主張してきたが、日本だけが孤立し、批判されるおそれは十分にある。【ウェリントン澤田克己】
毎日新聞 2008年2月24日 東京朝刊
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