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(回答先: 岩国市長選で2氏、激しく競り合う 本社世論調査【岩国市長選の投票に行きますか】中国新聞 投稿者 クマのプーさん 日時 2008 年 2 月 08 日 18:33:31)
http://www.chugoku-np.co.jp/iwakuni/News/In08020701.html
'08/2/7
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無所属新人で自民党の前衆院議員の福田良彦氏(37)と、無所属で前市長の井原勝介氏(57)の一騎打ちとなった岩国市の出直し市長選(十日投開票)をめぐり、情勢や争点を探った中国新聞社の世論調査に陣営取材も加味して分析すると、両候補が激しく競り合う構図が浮かぶ。米空母艦載機の岩国移転問題とともに、経済対策も重視する有権者の選択の基準も浮き彫りになった。有権者五百人を対象にした調査結果を詳報する。(持田謙二、広田恭祥、荒木紀貴)
■期待する政策 旧郡部は「経済」が上回る
新市長に期待する政策(複数回答)は、「地域経済の活性化」62・8%が「米軍再編問題への対応」58・8%を上回った。次いで「福祉・医療サービスの充実」58・0%。米艦載機移転に伴う騒音問題などを強く意識しながらも、経済的な豊かさや福祉向上につながる市政運営も求める。
年代による意識の違いも表れた。二十、五十、六十代は「地域経済」が最も多く、57・9〜76・7%に達した。一方、三十、四十代は「米軍再編」がトップで、それぞれ61・3%、71・6%だった。七十歳以上は「福祉・医療」が62・9%に上り、「米軍再編」は47・6%だった。
男女別では、男性が「地域経済」65・8%▽「米軍再編」59・0%▽「福祉・医療」50・4%―の順。女性は「福祉・医療」が64・7%で最も多く、「地域経済」60・2%、「米軍再編」58・6%だった。
旧一市七町村別でみると、岩国基地を抱える旧市部では「米軍再編」が63・4%に上り、「地域経済」62・8%、「福祉・医療」58・4%を上回った。旧郡部では逆に、「地域経済」が62・8%で最も多く、「米軍再編」は48・7%だった。
■艦載機移転問題 「反対」が半数超す
艦載機移転は「反対」が35・2%で最も多く、「どちらかといえば反対」23・8%と合わせ59・0%を占めた。一方、「賛成」は9・8%、「どちらかといえば賛成」は22・6%で、合わせて32・4%が移転を容認する。
年代別でみると、「反対」「どちらかといえば反対」を合わせた移転反対派はすべての年代で過半数となり、騒音被害の増大などへの懸念や不安を示している。
ただ、旧市と旧郡部を比べると、旧市は移転反対派62・5%、「賛成」と「どちらかといえば賛成」を合わせた移転賛成派が31・7%。これに対し、旧郡部は反対派51・3%、賛成派34・0%と差が縮まる。基地から離れた地理的な要因も影響しているとみられる。
また、福田氏の支持層のうち賛成派は66・5%を占め、反対派も26・9%いる。井原氏を支持する人は94・3%が反対派で、賛成派は2・1%。条件付き容認の福田氏と、移転に反対する井原氏との姿勢の違いを反映する一方、移転問題に端を発した市政の混乱が、有権者の判断に投影している状況がうかがえる。
単純な比較はできないが、艦載機移転をめぐる二〇〇六年三月の旧市の住民投票(投票率58・7%)では、投票者の87・4%が「反対」の意思を示した。
■庁舎補助金凍結 「国は横暴」34%
国による新市庁舎の建設補助金凍結について、「国のやり方は横暴であり、補助金をまず交付すべきだ」が34・6%で最多。次いで、「(移転に関する)国の主張は理解できるが、補助金はまず交付すべきだ」が25・2%。両方を合わせ、艦載機移転に対する市の姿勢にかかわらず国は補助金を交付すべきだとの考えが約六割を占めた。
また、「凍結は賛成できないが、市は艦載機移転を容認して補助金の交付を受けるべきだ」は17・4%、「凍結は当然であり、市は容認して交付を受けるべきだ」は9・6%。合わせて三割近くの人は、補助金交付の前提として市が艦載機移転を容認するよう求めている。
福田氏を支持する人のうち最も多かったのは「賛成できないが、市は容認して交付を受けるべきだ」で35・7%だった。井原氏の支持層では「国のやり方は横暴であり、補助金をまず交付すべきだ」が68・1%を占めた。
■住民投票賛否各派 支持動向はまだら模様
二〇〇六年三月の旧市の住民投票で、米空母艦載機の岩国移転に「賛成」した人の54・9%が福田氏を支持し、23・5%が井原氏を支持した。一方、住民投票で「反対」した人は47・1%が井原氏を、26・5%が福田氏を支持している。両候補の艦載機移転に対する立場と同調する傾向がうかがえる半面、賛否だけを単純に問うた住民投票の結果と今回の支持動向とは、まだら模様を描いている。
■支持層 3割近くが投票先未定
福田氏は、実質的に支援を受ける自民、公明両党の支持層の多くを固め、民主党の一部も取り込みつつある。井原氏は、県議、市議らが勝手連的に支援する民主、共産両党の支持層に浸透している。
年代別では、福田氏が二十、三十歳代の若年層で支持を広げる一方、井原氏は六十歳代、七十歳以上の年配層に食い込んでいる。ただ、投票先を決めていない層も三割近くあり、勝敗の行方は流動的だ。
■関心度 「投票へ行く」95%に上る
市長選への関心度について、63・8%が「非常に関心がある」と回答。「少しは関心がある」の28・2%と合わせ、92・0%が関心を寄せた。投票に行くかどうかについては「必ず行く」が81・2%、「多分行く」が14・4%で、計95・6%に達した。
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