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(回答先: 精神科への道(仮福真琴の精神科医はうそだらけ) 投稿者 忍 日時 2008 年 9 月 18 日 02:05:19)
民営の開業の精神科なら当然食って行かなきゃならないので、ビジネスを拡張したい気持ちも多いでしょうが、昔と違って、「そこそこ食べていければ、そんなに忙しくないない方がいい。」と変わってきてる気がします。診療報酬も割が合わない仕事も増えているからです。
病院の院長以外の精神科の先生方はサラリーマンですから、今日の外来少ないといいとか、入院患者も落ち着いているといいと考えると思いますよ。もちろん、病院の院長なら、職員を食べさせていかなければなりません。
それでも、ここ20年来の経済の停滞などで、雇用・労働・教育環境の劣化で、精神科医が患者を増やすというより、社会が増加させられていると考える視点も必要かと。
自殺者が何万人かわすれましたが、精神医療のせいで増えたのか、逆に精神医療の介入のおかげで増加率が踏みとどまっているのか?
電気ショックの話しもですが、いまの日本はたいてい処置後急変や死亡すれば訴えられ、起訴されれば医者が負ける国ですから、よっぽど適応をしぼっているはずです。
例えば、際限なくものを食べ続けるとか、酒をのみ続けるとか、自殺を頻繁に繰り返すとか、他者によく暴力をふるうとか、無差別に人を殺傷する事件を複数回起こしたとか、難治の多重人格など「自傷他害」のおそれが強くやむをえない最終手段として決定されていると察します。
逆に問います、精神障害者をあなたの言う(心を破壊する、心の専門家でもない、定義もあいまいな)精神科医が治療せずに、誰かかわりに診ますか?警察にでもまかせますか?
精神科治療は「去勢」するだけ?そういう面もあるでしょうが、そうする事が患者さんの心身の安静や、ときにはご家族などの平穏の為だと思ってやってると思います。
目を離すとしょっちゅう徘徊し、転倒すると骨折するお年寄りをどうします?
生命維持に必要な呼吸器を精神障害から自分ではずそうとする患者さんをどうやって救います?
医者が全部正しいとは申しませんが、誠実な医師のほうが何とかまだ大部分だと思う(医療破壊で志気は指数関数的に低下傾向にあるが)。
確かに未開の分野でしょうが、だからこそ、それでも何とか食い下がって診療している人たちを偏見でみないでいただきたい。
その未熟な部分を補填する研究費もろくすぽもらえず、研究環境も他の先進国に比べて劣悪と聞きます。