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(回答先: Re: 横レス失礼します。 投稿者 彼岸楼 日時 2008 年 12 月 23 日 21:21:46)
彼岸桜さん、話を振って頂きありがとうございます。
日なりにワヤクチャさんの疑問に答えたいと思います。最大多数の最大幸福さんに書いたものの合成です。
それは家と同じように社会の設計図面を引く者に課せられていると言えるでしょう。
社会造りは家造りと同じです。
まずは社会の完成した図面が必要です。
しかしながら、その社会の中で時事問題を検討議論する政治や経済、その他の専門家と云った存在は、その現象の内に居て社会の中の一本の柱でしかありません。
そんな者達が、柱を建てるとしたら何メーター何ミリか、100本の柱を完成図面も引かずにめいめい勝手に立ち上げたらどうなります?
それぞれが良かれと思って柱を打ち立てるが高さが揃っていない柱の上に屋根は載りますか?或いは2階の床は水平になりますか?
来るべき未来の理想社会の設計図は、あるべき職業と無くすべき職業が今見えている者以外には引けぬのです。
それは基礎を知る者。
皆良かれと思って、基礎も作らず、高さも揃っていない柱を打ち立てているのが現状です。まずは足場を固めましょう。
理想社会作りを家作りに例えました。
その完成図面が描けてこそ、各部に掛けるウェートのバランスも分かり、全体の構成の調和が取れた家が完成します。
故に、各部の専門家がその知識だけを持って全体を語ることは出来ません。
全体を語ることが出来る者。それは誰にも頼らず己と家族の幸福を守る術を身に付けた者です。
サバイバーの目を持てば要らぬ職業、有害でしかない職業、民営化すべき職業、公営化すべき職業などがはっきりと見えます。
己の立脚する基盤が確立して初めて、理想経済活動、教育制度、医療制度、司法制度のあるべき姿が見えるのです。
インテリよ、サバイバーたれと言うのはそういうことです。
様々な主義主張の活動も、己の立脚基盤を現行社会の中に依存しながら、足元を疎かにしている人ばかりによって行なわれています。
それは全体を見通せない部分的運動となり、家で言えば高さのまちまちな柱を、それぞれが勝手に林立しているだけです。
それぞれに言い分はあり、そこまで行なってきた苦労もあるので、失敗した柱でも降ろせません。
何とかその柱を社会に使ってもらいたくて強引に世の中に通そうとします。
そうすると別の柱と高さが合わないので、そちらから文句が付きます。
そして心あるもの同志の貶し合いが始まって、事態の収拾が付かなくなり、支配者の分断統治が完成します。
それが予め分るのです。