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皆様、こんばんは。
自動車をはじめとして、国際貿易において日本は諸外国への製品輸出で稼いでいますよね?
中国が安くて勤勉な労働力を“輸出”して、外国に失業とデフレをもたらしていると言うのが正しいのなら、
日本も安くて質の良い製品を輸出することで相手国の製造業に打撃を与え、ひいてはその国に失業とデフレをもたらしているのではないだろうか?
したがって、日本が安くていい製品を諸外国に輸出して稼いでいることを当然とするならば、
中国から安くていい(=勤勉な)労働力が入ってくることも是認せざるを得ないのではないか?
確かに、日本のワーキングプア層の人々にとっては、自分たちの仕事を奪っていく中国人労働者は甚だ目障りな存在なのだろう。
しかし、日本が輸出で稼いだ貿易黒字で潤っていることも事実で、日本社会で生活を営む上で、たとえわずかとは言え、その恩恵を受けているわけである。
日本の労働者、とくに単純作業や3K職種で働く人々が、中国人労働者に対して
「俺たちより安い賃金で長時間勤勉に働くお前たちが日本に入ってくると俺たちの仕事が奪われる。だからお前たちは出て行け!」
と言いたい気持ちはよく分かるが、
それなら、デトロイトの米国自動車産業界に勤める労働者たちも
「俺たちの作った自動車より安くて品質の良い日本の自動車は俺たちの勤める会社の業績を悪くして、結局は俺たちの賃金カットやレイオフ、失業に結びつくから迷惑だ!輸出してくるな!」
と言う権利はあるのではないか?
結局、各国は自国の労働者を守るために、労働力も製品も輸出入できないことになってしまいそうだが、本当のところはどうなんだろうか?
世界各国が鎖国政策(=引き篭もり)?そんなことで世界は平和で豊かで幸せになるのか?
国際的分業体制というのか、世界はそれぞれ得意な分野に専念して、それぞれの商品を自由貿易によって売買することで豊かになるのではなかったか?
なんだかよく分からなくなってきた。
では、失礼します。