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「名ばかり管理職」になら「36協定違反労働もさせられる」という奴は「殺人犯と同じ」だ!
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投稿者 考察者K 日時 2008 年 6 月 28 日 22:04:38: ogL6DvMQYFtkg
 

(回答先: 最大の国賊は、いらない規則を作り上げた者と、その規則に諂おうとする輩だ!! 投稿者 考察者K 日時 2008 年 6 月 28 日 19:13:29)

労働基準法に36協定というのがある。
これは労使で話し合って「時間外労働の上限などを定める」というもので、これに違反すると「労働基準監督署」から「注意や是正命令」を受けると言うことになる。

企業側の「賃金支払い能力」などもあるので、一概には言えないが、基本的には「36協定というのは、それ以上労働させると健康被害などが発生する可能性があるから「上限」を設定すると言うことである。

で、「名ばかり管理職」の場合は、「36協定の上限近くまで働く社員がいた場合」には、「それ以上に働く」と言う事になる。
つまりは、上限まで働く人の「勤務時間管理を行った上に記録する」という義務がある以上は、「理屈的に職場に2名以上の勤務時間管理職者がいなければ、必然的に、そうならざるを得ない。」

で、実際には「一般社員の残業は、コストダウンのためと、最近五月蠅くなったサービス残業の撲滅という、労基対策」のために「極力少なくしろ」という指示がされているが、「仕事は全く減らされていない」というのが現状である。
つまりは「今まで、管理職を含む全員でサービス残業としてやっていた。時間内に処理しきれない仕事」は「すべて、管理職という名の労働者の責任で始末する。」という流れになり、オマケとして「それを、上部機関がチェックに来た時に、正確に履行されていない場合には、管理責任を問責する。」という規則も作って責任逃れ+リスクだけを現場の管理職に押しつけるという「卑劣極まりないシステムを構築して、知らん顔を決め込む」のである。

現場の管理者としては、「100の処理能力しか与えられず」ていないのに「120」の仕事をこなせ、と「命令」され、「社員のサービス残業はさせずに、36協定を遵守しながら」も、「決められた手順で決められた仕事を、手抜きすることなく正確に履行しないと減給とかをされる。」という流れである。

で、時々、上部機関が検査に来て「細部にわたってのアラ探しを行い」、「是正をしろ」と命令して行く。
時間内では「処理できない」ので体制が崩れるのだが、「崩れた体制の立て直しには協力はしない」で「是正命令を置いていくのがサポート」なのだそうである。

サボった上での「体制の崩れ」であるなら、サボっていた部分の時間を仕事すれば「是正できる」だろうが、時間内はおろか「昼食時間を削り」、「勤務時間前から、勤務時間終了以降も働いた上でも、やりきれない仕事」が残っていると言う場合には「手伝ってもらって、一度体制の立て直しをしてもらった上で、定期的に手伝ってもらうというサポートを受けない限りは、是正は出来ない」のが道理である。

近年、Winnyによる「情報流出」が相次いだと言うことがあるが、「職場で作業が終了できず、サービス残業も許されない」という状況で、苦肉の策として「家庭に仕事を持って帰る」となった結果としての事件も少なくはないだろう。
で、企業は「情報を家庭に持ち帰るのを禁止」とする規則を作った訳であるが、「勤務時間内では終了させられない仕事を義務」として課しながら、残業も許さず、家庭での仕事も禁止して、もちろん、終了させないという選択肢も許さないで、「精神論で為せばなる」的な「指示一本で、手伝うという気も露ほども持っていない。」

情報を流出させた者が無実とは言わないが、「物理的に無理な要求を、『命令』してきて、出来なければ罰を与える」という理不尽な要求をしてくる輩に比べれば「罪は軽い」のではないか?

で、今は、それらを「全て引っくるめて、全ては、現場の名ばかり管理職の責任」とされている。
せめて、労基が調査に入った時、名ばかり管理職が「36協定を超えた違法労働をしていた場合には、管理監督する『機構』の責任を問う」という法整備が必要である。

「管理者なら、健康被害が懸念されるまでの労働をしても仕方がないかのごとくの仕事量を指示してくる」のは「殺人犯よりタチが悪い」と言えると思う。  

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