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グローバル化の中、日本は否応もなく国際競争の荒波に進んでいく。
日本の食糧自給率からして、鎖国する訳にはいかないから、ここは是認項目である。
状況は国難とも言える状況であり、国民が一致団結して、この難局を乗り切らねばならない。
ただし、国民というのは「生活のために国に協力する」のであり「国への協力によって生活を放棄する」と言う必要はない。
これは職業においても同じである。社員は「生活の糧を得る手段として職場で働くのであり、生活に職場を優先させるようなら本末転倒なので、それを求めてくるような企業なら辞めた方が良い」と言う事である。
要は、協力出来る範囲の協力はする。というのと「強制」の違いである。
グローバル化の国難に対し、国民は協力する必要があるが、国が協力を強制してくるなら「日本人を辞める」という選択肢が出てくるという意味である。
まあ、そうは言っても「日本人を辞めるのは簡単でもない」だろう。苦渋の決断と困難があるから、まあ、ギリギリまでは国に協力してあげるので良しとすべきだろう。
しかし、国のために死ぬことはない。
基本は「生きること」であり、「生活すること」である。
戦争時代の特攻隊のように「お国のために死しても悔い無し」というような精神状態にだけはなるべきではない。
そんな、国難の時に最大の敵が内部にいる。
それは「複雑怪奇な法律を作りたがる者」と「その法律に諂う輩」である。
例えば、個人情報保護法という法律を作った者がいる。
「電話番号簿で調べれば分かる程度の情報を、後生大事に保管して、記録して、保護しろ」と言う法律である。
まあ、理屈は分からんことはない。
あるいはソフトランディングで「少しずつ、国民全体に周知浸透させ、様子を見ながら施行していく」のならば、必要な法律であるかもしれない。
その法律を「出来たこと」を理由に企業は「受け入れた。」
出来る出来ないの議論はなしに「規則を実行するマニュアルを作って、現場に押しつけた」という流れなのだろう。
現場の方はたまったものではない。
コスト削減の中で「通常の業務だけで手一杯」
タダでさえ、サービス残業をしなければ仕事が回っていないような状況下で「恐ろしく、手間と時間が必要となる規則を落とされた。」という状態になる。
一番の問題は「規則(法律)を作った者」と「それに応じてマニュアルを作成して企業の現場に押しつけた輩」は、何のリスクも負おうとしないことである。
マニュアルを履行するために要因を増員しても良いのか?ーーー駄目です。
マニュアルを履行するために時間外労働を命じて良いのか?ーーー基本的に時間内で処理です。
正確に履行した場合、長時間過密労働になるが、どうするのか?ーーー現場に任せます。
マニュアルを正確に履行した場合、接客時間が増加する事が予想されるが、その際に生じた苦情等は、そちらに回しても良いのか?ーーー現場で処理願います。
簡単に説明すると、100の労働力を有していて、通常でも100近い労働力を消費して処理している「現場」に「あと、20の仕事を処理しなさい」と「押しつけて、そのためのサポートもせず、生ずるリスクも負おうとしない。」で、すべて現場の「名ばかり管理職という、都合の良い労働者に負わせる。」という事ですが、これ、ある意味では「下手な犯罪者より、悪質」と言える。
パワハラを通り越して「過労死を奨励しているに近い」と思う。
おそらくは、この手の法律によって、「日本全体の生産性は、凄まじく低下した。」と思う。
国民が一致協力して「生産性を向上させるべき時に、足を引っ張り、生産性を低下させ、全く生産性向上に役立つことがないばかりか、現場のやる気を失わさせるような法律を作る者」と、それに「諂って(へつらって)」マニュアルを作成し、現場に混乱をもたらしすだけという「現場の方を見ようとしないで、上部・役人の顔色しか伺おうとしない中間管理機構」こそが、最大の国賊である。
更に付け加えるなら、この国難に「金集めゲーム・資産形成ゲームにいそしむ銭の亡者」も、国賊である。
通貨というのは「流通するために作成されている」のであり、コレクションされるために刷られている訳ではない。
使う目的もないのに資産形成する輩は「金持ちNO1」というステイタス目的のゲームである。
他人の迷惑にならないなら「ゲームをするのも自由」ではあるが、そこにブラックホールができ、日本経済が歪んで、他人に迷惑が発生しているから、日本にとっては「害虫」であるから、「公共の利益のために、自由が規制される」のも仕方がない。
と書いても「ゲームを辞めない」だろうから「国賊」である。
国賊には罰が必要である。