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(回答先: ドーピング水着 投稿者 ダイナモ 日時 2008 年 6 月 05 日 23:23:10)
ダイナモさん、こんにちは、お久しぶりです。
エンタテイメントの世界では偽薬芸能が蔓延し、スポーツ・イベントでは例えば麻薬水着の着用が公認されつつあるようです。
>オリンピックやワールドカップは2年に1度の世界的なガス抜きと言う見方もできる。資本主義社会の行き詰まりに対する資本の側が提供するガス抜きの場である。もちろん、そのイベントでそれとは自覚できない被抑圧者のガス抜きと引換えに資本家は大きな利益を手に入れる。
地球に寄生する人類の自己家畜化の様態=人間界の構造は、「牧場主(資本家等)、牧童頭(政治家等)、牧童(公務員等)、家畜群(一般国民等)」のような様相を呈していくのかも知れません。ダイナモさんの見解を敷衍すると、時折、牧場主の意向を察知しながら牧童頭は牧童に命じ不要な騒擾を惹起しては家畜群を翻弄するのですが、またそこでも牧場主は利を得ることになります。
一方、牧場主を認識することのない牧童や、とりわけ家畜群は恒常的に不安定極まりない存在情況にありながら、その自覚すらありません。一体、家畜群の“理”と云ったものは存在するのだろうか、貨幣という鎖に繋がれ、鎖を解かれると忽ちのうちに死に至る運命にある家畜群にどんな自由があるのだろうか、人類の営為がこうした構図を有することの意味とは何か、近頃そんなことばかりが脳裡に去来します。
>話を元に戻すと、やはり「記録が向上する水着」は「ドーピング水着」である。選手たちは疑問を感じていないようだ。「出場することに意義がある」が死語となり、「記録こそすべて」が取って代わった...。
「出場することに意義がある」とは新参者の気分を言い表しただけのことかも知れません。さらに、「記録こそすべて」を「利益こそすべて」と言い換えると妙に腑に落ちるのは、知らぬ間に商業主義社会に毒され、それに抗えなくなっていることの証と謂うことができましょう。
牧場主も牧童頭も、家畜群のことを案じて手を打つことなどは断じてあり得ないでしょう。だから、我々自身が克己し、強かに問題の解決を図っていかねばならないと改めて思う今日この頃であります。
Auf Wiedersehen.