★阿修羅♪ > 国家破産60 > 556.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
(回答先: 反対にお聞きします、 小生がいつ労働の流動性が確保されたといいましたか? 投稿者 hou 日時 2008 年 12 月 14 日 00:02:46)
生産性 −− 見方によって、意味が変わってしまいます。フランスは、感性に訴える商品をつくり、いわゆる高価でも、需要を作ります。いえ、高価にするから、需要が出てきます。(宝の石と同じです。廉価ですと、誰も欲しがらないのです。)
大量生産の商品の場合、品質の良い、しかし安いものに、需要が出ます。
生産性 −− 日本の場合は、ほぼ、後者になっています。生産性を上げるということは、品質はますます良く、ますます安く、ますます早くと、なりますね。
日本の第二次産業での、生産性 > 日本の第三次産業での、生産性、でしょ。
なぜなら、大量生産の企業群に、サービスを提供する形の、中小企業群があり、中小企業群も、品質はよく、安く、早く、しなくてはなりませんから。
houさんが言われる、第三次産業って、よく分からない面がありますが、あなたの主張ですと、生産性の悪いところから、生産性の良い所へ、人の移動ができるということは、中小企業群の人々が、大量生産の企業群に転職することになるのですがね?
セイの法則が成り立たない、有効需要の政策も効かない、供給能力過多の現代。新規産業も興しにくい現代。
より感性に訴え、より刺激を与えるような産業を作ります?
そうすれば、人は動けるでしょうね。何か、具体的に考えてくださいな。多くの中小企業群が、少量でも、いわゆる高価格のサービスを提供できるものを。
金融業において、たとえば、美しいポートフォリオというのがあって、”美しさ”が、価値を持てば良いのかも知れませんが、それもないですね。
−−−
竹中という人。2000年ごろだったかに、IT産業で、500万人の仕事を作ると話してました。私は、ITを知らない人は、困るなあと、ぼやいていました。
計算機は、ゲーム産業など、面白さに訴える商品を作れるところ以外は、新たな仕事(新たな産業)は作れないのです。他は、人が行っている仕事の効率を上げるだけだからです。大量生産の生産性を上げることと同じです。
具体的に、どんな第三次産業を育てることができるか、話をしてみてくださいな。