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(回答先: 南堂先生は性善説に立ちすぎ、正論を実現させるには増尾由太郎のやうな関西893の相棒が必要だ 投稿者 偽の友をあばけ 日時 2009 年 1 月 11 日 15:19:31)
山本七平著「日本資本主義の精神」には、日本人がなぜ勤勉なのか、非プロテスタント国で唯一健全な資本主義の精神が根付いたのか、詳しく説明が載っています。
山本七平氏は「日本資本主義の精神」のイデオローグとして鈴木正三を紹介しております。日本資本主義=勤勉の精神は日本的な仏教の解釈が行われ普及した事により、江戸時代、明治維新による近代化の土台が形成され、その資本の蓄積がなくては今日の日本はありえなかった。
山本七平氏は論ずる。あるとき、一人の農民が禅僧.鈴木正三のところにやって来て質問した。なお、この二人の問答は正三が著わした『四民日用』のなかの「農人日用」にある一節である。「後生一大事。疎ならずといへども、農業時を逐て隙なし。あさましき渡世の業をなし、今生むなくして、未来の苦を受べき事、無念の至なり。何として仏果に至べきや。」と問う。
簡単にいえぱ「仏行にはげめ」など言われても、農民にはそんな余暇は全くない、どう
したらよいでしょう、ということであろう。
(山本七平『日本資本主義の精神』光文杜文庫一二四;一二五べージ)
正三の答えは「農業側(即)仏業なり」つまり、勤勉に一生懸命働く事は宗教行為に等しい尊い事ですよと説明した。日本人は労働を尊いもの、労働=救済と認識しています。
「労働幻想に洗脳」などという考え方は、私の愛する日本にはなじまない。そのような考え方をする日本人は国籍は日本でも、私の愛する日本人ではない。「労働幻想に洗脳」などという思いを持っていのなら日本では救済されませんよ。李朝の朝鮮半島の人間は貴殿と似たような思想を持っていました。儒教を捻じ曲げた両班達が労働を軽蔑し、国が滅びました。まだ半島にはその旧弊が残り、かの国は南北ともまた滅亡へと向かっています。