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(回答先: 後藤家は、金貨を鋳造するごとに 出来金1000両につき10両 江戸幕府より下賜されていた。 投稿者 hou 日時 2008 年 8 月 25 日 22:04:02)
紙幣はどこかがつくらないといけないのは、いつの時代も同じで、それに携わる人がその労働の対価を得るのは当然。江戸時代、武士階級が庶民よりも豊かであった様に、紙幣鋳造の職は他の一般職より重要な役割で、労働の対価が他よりも高くて当然。それでも、大衆の関係のある市場の紙幣需要が安定した期間が続いていたのは、紙幣需要が生産物に対して安定していたから。一時期、物価が乱れた時期があっても。幕末の物価の乱れは明らかに外国との貿易が問題。そして現代の構図と似ている。
自分が示したのは、現代において政府が財政難、財政難と言っているのは、中央銀行が紙幣を撒き散らし、それを富裕層に流れるような仕組みを作り出し、政府が国債の利払いの為に財政難、財政難といい、増税、もしくは緊縮をしようとして、大衆の紙幣需要を減らしている弊害。それは、ル・モンドの指摘でもある。
江戸期の様に大衆の生活が安定していれば、支配層が多少、多めに取ってもそれは許せる範囲。紙幣鋳造に対する対価を支払うのと、国債システムにより、紙幣を政府経由で増大させる弊害は、当然の如く同じではない。今の日本は、富が外に流出する要素により、際限なく紙幣が増大していっているのは、言うまでもない事。世界のバブルは日本が原因と言われる所以。
もうバレているんだよ。ロン・ポールが公然とマスゴミを通じてFRBが国債に利子を課して、紙幣を発行しまくり、間接的に大衆から税金を取っているという批判をしている。そういう時代の流れ。
それを無視して、何故かミクロレベルの生産効率の点だけを論じ、マクロレベルの需要不足を見ないのは、あまりにも不自然すぎる。ネット右翼が嫌韓・中だけに焦点を当て、何故かもっと有害なアメリカについて、ほとんど言及しないのと同じ。矛先そらし。