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(回答先: 江戸幕府の直轄事業である、金の産出減と品位の低下が金調達コストを押し上げ、幕府の支払う額を増加させる。シニョリッジは低下 投稿者 hou 日時 2008 年 8 月 26 日 07:22:44)
>>しだいに、金を薄めて大量に発行することにより
>>インフレは起きる、シニョリッジは薄れるで次第にピンチに追い込まれる。
いやいや、紙幣量に対して、供給が下回ったからなんだが。いたってシンプルに。幕末は外国が貿易を求めてきており、国内に回るべき商品が外に流出し、国内の供給物が減少した。ついでに、過剰な価格競争により、国内産業は廃れ、輸入に頼る状況になり、相手のいい値になりやすい状況になる。それは昨今の構図と全く同じであり、インドでもガンジーが示したように、国内産業を復活させ、輸入をやめる様にしたように。これは定番の歴史的手法なんだよ。何が何でもお金を突っ込んで、相手国の産業を潰してから、価格を吊り上げて貿易を有利に運ぶ手法。昨今の日本でも農業でまさにそれがやられた。自給率100%を手放すという愚をおかし、今の物価高を招いている。
そこが、失礼ながらマクロ経済を理解していない証左であり、まるで竹中平蔵と同じ論調に見えるんだが。リチャード・クーと竹中平蔵対談の様に、いつまでたっても話が平行線。だが、一ついえるのは奴の仮説は現実の経済で実行され、現実の経済で否定されたという現実。それを見ようとしないのは科学者ではない。しまいには景気が良くなった、という嘘をついた次第。08年正月→現在ではスタグフレーションと言っている。ペテン師にしか見えない。
http://www.megavideo.com/?v=0XOPBH9J
今日のアメリカの物価高は何故か?金の裏づけがなくなったから?紙幣を発行しまくったからだ。そこに金の要素は関係ない。それは物価高になる前の物価が安定していた時期を見れば分かるはず。その時点ですら、アメリカは既に金と兌換は保証しないシステムに移行しているのだから(紙幣を発行しすぎて無理だから)
その金の含有量の仮説は聞いたことあるが、それは本質から目をそらすための説になってしまっているだろう。今日、馬鹿げた紙幣増大が行われ続けているのを見れば分かるように、需要と供給について無視した事が行われているのだから。
金の含有量が減って物価高になった、というのは、正確に言えば、海外に金が流出した事で、金の含有量を減らさなくてはいけなく、対外的に通貨価値が落ちて貿易条件が不利になった。その背景の国内産業の衰退が抜け落ちている。
http://www.d4.dion.ne.jp/~ponskp/higeki/higeki-1.htm
海外との貿易が少なかった江戸期で考えれば分かりやすい。紙幣とは何か?物々交換をもっと流動的にするものに過ぎない。そこに金の含有量は関係ない。供給物に対して紙幣を発行しすぎればインフレになるし、足りなければデフレになる。仮に、江戸期に小判ではなく、紙幣が使われていても、何の問題もない。金の含有量に捕らわれ、通貨発行量を増やさないことにより、デフレを招いた事もあった。
金利システムはそのシンプルな構図を邪魔し、大衆から大量に利子を奪ってしまっているんだよ。現代の日本においては、大衆の紙幣需要を減らす事に大いに貢献している。それに気づいたのが、正反対の政策をして経済を衰退させた故・橋本龍太郎氏だ。そしてロン・ポールが明確に国際金融資本が、まるで寄生虫の様に大衆から利子を間接的に奪っている構図を明確に指摘している。
平行線の話はする気はない。実際の経済の中で生きた事があるならば、取引でどんどん紙幣量が減少していくのが分かるはず、値引きなどで。それがデフレだ。通貨がどこかに消えてしまっている。(国際金融資本が主に溜め込んでいる。そして国債を買って、間接的に大衆を支配する構図。通貨発行権を制するものが、全てを制すと言われる所以)経済は放置していれば、そういう欠陥をはらむシステムなので、政府がそれを補正する必要がある。当然、減税や公共事業だ。お金のまわりが良くなれば、その補正をせずとも経済は動いていく。それはミクロの視点ではなく、マクロの視点だ。それをごっちゃにしたのが、小泉・竹中だった。努力して経済を改善しよう、マクロは省みず、むしろ縮小するけどな。馬鹿げている。