★阿修羅♪ > 議論28 > 261.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
『般若心経の科学−「276文字」の中に、「21世紀の科学」を見た−』天外伺朗/祥伝社 H9年より引用
A 脳が「ホログラフィー的な構造になっている」というのは、どちらかというと当たり前のことです。というのは、「宇宙全体が一種のホログラフィー」になっており、脳も、宇宙の変化した一部だからです。
B 「ホログラフィー」というのは、ひとつの比喩です。つまり鍵を手に入れたようなものです。鍵でドアを開ければ、部屋の中を見ることができます。でも、鍵は部屋ではありません。
C どういう部屋が見えるか、ですか。それは、われわれが現実に認識している離散的な秩序の背後にある、潜在的な、分布された(分割できない)秩序です。
D こういう宇宙観と東洋哲学の関係は、量子物理学の先駆者たちによって、ただちに認識されました。ボーア、シュレディンガー、ハイゼンベルグなどです。
彼らは、禅やヨーガの技法で経験される種類の次元と潜在的なホログラフィー的な宇宙との類似性を見てとったのです。従来の科学は、宗教で扱う人類の精神的諸側面を相容れないものであいた。21世紀には、科学と精神は一つになるでしょう。
【出典】『ニューサイエンスと気の科学』/青土社から
この宇宙は二重構造になっており、われわれがよく知っている物質的な宇宙の背後には、「もうひとつの見えない宇宙」が存在します。
目に見える物質的な宇宙を「明在系(explicate order)」、もうひとつの眼A見えない宇宙を「暗在系(implicate order)」と呼ぶことにします。
「暗在系」では「明在系」のすべての物質、精神、時間、空間などが全体としてたたみ込まれており、分離不可能です。
(天外注;「暗在系」のかわりに、「潜在秩序」、「内在秩序」、「内臓秩序」とも訳される)
〈「明在系」=「この世」、「暗在系」=「あの世」〉
仏陀は、死後の世界については「無記」、つまり議論しても仕方ないので、一切何も言わない、としております。また、「魂」という概念も否定しております。「魂」を否定するからこそ、「無我」ということになるのです。
〈「霊界」や「魂」は、仮の姿〉
私が考え直してほしいと思うのは、「魂」こそが自分自身の究極的な存在であり、「霊界」こそが「あの世」のすべてだ、という考えです。
仏陀が魂の存在を否定したのは、それが仮の姿で、究極の存在ではなく、「本当の自分自身」ではないからだと思います。
Re: 仏教思想の中には、最新の物理学の知見と同様のものがあるという
http://www.asyura2.com/08/dispute28/msg/233.html
投稿者 短足鰐 日時 2008 年 7 月 07 日 22:52:02: 1dEIvwQCPSw5M