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(回答先: コーディネーターを輩出するのは我々自身のテーマだと思います。 投稿者 彼岸楼 日時 2008 年 7 月 07 日 03:08:08)
>「哲学者や思想家はどうしても文脈主義に陥り易く…」
ここに非科学者系の学者・知識人への根強い不信感が表れている。同時に小生も、まったく同感なのです。
では、科学者の方はどうでしょうか。まったく似たような状況といってよい。これは彼らの科学理論をはみ出したところにおいてですがね。
たとえば原発一つとってみても、これに明確に反対しているのは高木仁三郎や槌田淳教授、あるいは故・武谷三男ぐらいのきわめて少数で、あとが出てきません。多くの科学者は国の原子力機関などに参加し、原発政策を推進しています(あるいは口をつぐんでいる)。
CO2温暖化説でも異議を唱えるのは槌田教授や丸山茂徳教授ぐらいで、あとはチイチイパッパの合唱か、口をつぐんでいます。これでないとが彼らの出世の妨げとなります。おそらく世界中の科学者のほとんどが体制内にベッタリ取り込まれていると言ってよいでしょう。
信頼できるのは、彼らの科学理論の(オーソライズされた)部分だけです。それからはみ出した部分ではまったく信用が置けない(極めて少数を除いて)。
でも気を取り直して考えると、理想は物理学者と哲学者(思想家)の両方兼務した賢者、を輩出させることでしょう。ないしは宇宙の原理を直感的に体得している哲人−いわばガンジーのような人です。わずか34Kgの男が、非暴力・無抵抗でインドからイギリスを駆逐したのでした。
そして大事なことは体制に取り込まれないことです。ここが一番肝心なことで、もっとも難しい隘路(ネック)だと思います。体制の外側に立っても、十分自活できる一匹狼、はみ出し者の物理学者・哲学者、これらを大量に世に送り出していくことができるかどうか、に成否がかかっている。
体制に依存しなくても、生きて行ければ、体制の締め付けから解放され、本来の彼らの能力を発揮していけるものと思います。このようなシステムを支えるのは、結局各国国民の意識レベルの向上ということになりますが、これがまた難しい。数々の困難を乗り越えてでも、21世紀をリードする賢人たちの輩出が熱望されるところです。(つづく)
Re: 原発も多量のエントロピーを発生させる、このエントロピーは何万年もの厳重な保管を要する
http://www.asyura2.com/07/nature2/msg/538.html
投稿者 短足鰐 日時 2008 年 2 月 02 日 14:01:05: 1dEIvwQCPSw5M
原子力発電は反対だから、反対するのだ。対案はなくてよい/槌田敦
http://www.asyura2.com/07/nature2/msg/591.html
投稿者 短足鰐 日時 2008 年 3 月 11 日 21:10:54: 1dEIvwQCPSw5M