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(回答先: 科学で世界をデザイン(再構成)することの可能性 投稿者 彼岸楼 日時 2008 年 7 月 06 日 07:23:41)
言われていることの背景には、いつまで経っても一向に世界全体が良い方向に向かっているように見えない。その苛立ちがあるのではないかと思います。その苛立ちは小生も共有するものです。
20世紀は第一次、第二次の大戦を経験し、死者の数も指数関数的に増大しているはずです。科学技術がまた、巨悪な兵器を開発かつ大量生産してきました。思えば残酷な20世紀でした。人殺しの数から見ればむしろ文明は退化しています。
このような状況を踏まえると、世界全体を良い方向に向かわせる強力な指導原理、思想家(賢者)の出現を切望したくなる心理が芽生えるのは人情です。科学技術自体は諸刃の剣になっています。これを人類に真に貢献されるように活用されるようにする原理は、残念ながら科学技術の内部からは出てこないのではないかと思います。
そこはまさに哲学・思想に期待したいところですが、あるいは単なる人間の心の持ちようなのかもしれません。一個人が、簡単に答えを出せるような問題ではなく、言ってみれば、21世紀の人類の課題である、とまとめるほかありません。このような問題意識を多くの人間が共有し、もみ合う中から、(科学的アプローチも踏まえた)日本発の「指導原理」が生まれてくることを期待したいです。
レス有難うございました。
(注)前稿「150」→「150年」です。