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(回答先: <転載>池田幸一さんのメール(中国にこの際考えてほしいこと) [激動する現代 戦争と平和 5月18日(日)] 投稿者 彼岸楼 日時 2008 年 5 月 23 日 11:29:50)
(池田幸一さんのメール同感です。紹介させていただきます。)
驚天動地の1週間は、生じたいくつかの亀裂から普段は窺えない中国のさまざまを見せてくれたように思いました。
犠牲者の殆どはチベット系諸族でしたが、漢族との不仲がどこにあるのかと疑うほどの熱い一体感で、中国全土の憂慮と救援ぶりは見せかけのようには見えませんでした。14億すべてで未曾有の国難を担おうとする連帯感、また死者を心から悼む同胞愛にゆがみはなく、彼らは実に健康です。
わが国の対応も見上げたもので、特に国際緊急救助隊の献身的活躍はお見事、これには中国のほうぼうから翕然と感謝と賞賛の声が挙がったと伝えていますが、実に喜ばしい限りです。
日本からの助っ人に出し抜かれては面子にかかわると、人民解放軍あの手この手の妨害も伝えられ、初動の遅れと共に隊員には不本意なことだったでしょうが、気にしない、気にしない。民衆はしっかりと見ていて最高の尊敬を表しています。
人民解放軍も八路軍と言われた頃にはその勇敢さと厳正な規律で信望の厚い軍隊でしたが、その後はどうなっているのでしょうか。私は来るべき民主化で最も反動的な動きを見せるのはこの軍団ではなかろうかと按じています。軍とはどの国であれガン的存在です。
自衛隊が武器を持たされてイランくんだりまで駆り出されるより、こうした救援隊の奉仕こそ世界の賞賛を博する美挙であることがこれではっきりしたのではないでしょうか。世界のどこでもどんな災害でも飛んで行き最高の技能を提供する、このたゆまぬ献身こそ平和日本の真髄です。
綿陽に核施設があり、その関係で外国からの立ち入りが拒まれて初動救助が遅れたとも報じられています。よくも無事で済んだと冷や汗ものですが、大事に至れば“想定外の地震規模”というのでしょうが、人間はすべてを想定できるほど賢い動物なのでしょうか。ミャンマーに続いて四川と、人類はもうおちおち戦争などやっている暇はないようです。
中国の方々を見せてもらって臆病な私がいつも気にしていたのは手抜きお手軽建築の疑いと、いずれかは来るであろうバブル破綻の危惧でした。竹の足場を組み上げて夜を日に次いでセメントを流し込む、雨後の竹の子のようなビル現場はどこか胡散くさい風景でしたが、それが「おから工法」であったとは・・・・
清貧の中国が利にさとい中国に変貌して20年、もともと現世利益主義のお国柄が本卦がえりをしたような現在、これを機に一挙に欠陥と諸矛盾が噴出するようです。そうして温度を落として静かに周辺を見渡してみる、そして謙虚なオリンピックであることがいま必要とされるでしょう。
日中の平和は難しいことではなく素直に誠実を示すだけで好転するものだと痛感いたしました。お互いの偏ったナショナリズムほど愚かな論争はなく、徒に平地に乱を招くばかり、幸い今回はウヨクの妄言も新聞の空威張りもなく、やれやれは私だけではなかったように思います。
<転載元のURL>
[激動する現代 戦争と平和]
http://www1.ezbbs.net/27/tiznif/