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(回答先: 彼岸楼さん、どうもです。忍さんと私とは大差がありません。人の話を聞けるかどうかだと思っています。 投稿者 偽の友をあばけ 日時 2008 年 4 月 16 日 20:52:23)
偽の友をあばけさん、こんにちは、レスをありがとうございます。
勝手な推量が許されるのならば、おそらく忍さんは『経済学学批判』や『経済学・哲学草稿』を精読されてはいないのではないでしょうか。『資本論』や『共産党宣言』とは謂わないまでも、前のニ書でさえ読破されることなく共産主義批判を繰り返す人達と議論を交すことには幾許かの躊躇いを禁じ得ません。
しかしながら、これまでの投稿や遣り取りから察するに、本来右翼的とも思しき気構えをもつ偽の友をあばけさんが、おそらく計らずも左翼思想に出合われ暫しの間は蜜月の関係にあったことが窺われ、人の人生に携わっているある種奇縁のようなものを感じています。
偽の友をあばけさんが崇敬してやまない赤尾敏氏も、私が個人的に興味の対象にしていた田中清玄氏も嘗ては共産党員でした。両者ともにその後転向したのですが、彼等がどの程度マルクス主義思想を理論的に咀嚼できていたのか、戦前の情況を考え合わせると綻びや不備なところが多々あったのではないかと想われます。彼等の自伝は活動を記録したものであっても、殆ど理論学習や研究の痕跡をみることができません。
フジテレビジョンの初代社長永野成夫や読売新聞グル−プの会長渡邊恒雄が東大時代に共産党員であったことはよく知られていますが、彼等のマルクス主義は詰まるところ教養の域を出ていなかったのかも知れません。とりわけ後者の場合には飾り物にも等しかったのではないでしょうか。
左から右に転じることはよくあることでしょう。しかし、その逆のケースは滅多にないようです。それを思考停止であり、もしくは知的怠慢の為せる業であるとして非難することは簡単ですが、とかく右翼の方々は時に逆ギレを起こしかねず、手に負えないことになります。日本の警察は限りなく親右翼ですから、全くアテにはなりません。また、論理ともつかない自前の信念に頑なな彼等と論じ合ってみてもいつも疲労感・徒労感だけが堆積していくのですが、偽の友をあばけさんには何か名案がありますか、やはり万全の対処法はスルーすることなのでしょうか。
Auf Wiedersehen.