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(回答先: 忍さんに対してはHNがそのままなら昼休み板と芸能板に行ってもらうのがいいと思っています。 投稿者 偽の友をあばけ 日時 2008 年 4 月 20 日 21:43:28)
偽の友をあばけさん、こんにちは。
とりわけ戦後の宮本−不破体制下の日本共産党の内部には一種独特なエリート主義が蔓延っていたのではないでしょうか。第一にマルクス理論の理解度を問われ、理解力の低い者には『赤旗』の購読者拡大のノルマのみが押しつけられるばかりで、党員の個人的な心情などは上層部からは一顧だにされない、そうした同志にたいする不寛容な日本共産党の体質を嫌った人間は自分も含めて多かったと記憶しています。
他方、キリスト教に代表される一神教の宗教は信者にたいし教義の理解力に関しては寛容なのにも拘わらず、殊他宗派にたいしては不寛容な態度で臨むケースが多々見受けられたものです。その点では日本の右翼にも似たところがあり、個人の心情を汲み取っていると思わせることや敵対する対象を明示することによって、信奉者の支持を獲得し彼等の政治活動に少なからず方向性を与える結果になってもいます。
>忍さんは昔またはつい最近特定アジアの人間もしくは
>特定アジアの人間の人権だけを守る在日日本人の団体から
>お金を何百万円と騙しとられたり、差別と戦う支援をしたのに奴らから逆恨みで
>組織を追い出された苦い体験を持った存在ではないでしょうか?
構成員や同志の個人的な心情や想いと云ったものを如何に受けとめ汲み上げるかは、革新団体や左翼組織にとって決して蔑ろにすることができない重要なテーマである筈なのですが、才知が優る上層部の人間達は真剣に取り組もうとはせずに無視を決め込むことが多いようです。十分察し得たことではありますが、偽の友をあばけさんの切なる想いが組織の上層部に届くことはなく、党員獲得や動員のために単に利用されただけという現実にたいする悔恨の情に駈られることになった経緯には接ぐべき言葉が見つかりません。
そして、赤尾敏氏の政治姿勢に接することによって偽の友をあばけさんが済われたことに比べて、忍さんが未だに止まり木を見出していないとの分析は明察であると思います。おそらく、それが偽の友をあばけさんと忍さんとの間にある小異を形作っているのでありましょう。勿論、偽の友をあばけさんがそのように相対化することによって、単なる特定アジア人にたいする批判や嫌韓や反米の問題に矮小化せずに、何とか人間が救済されるための方途を見出そうと苦闘している様子が窺えます。その意味ではたとえ私とは立ち位置が多少違っていたとしても、偽の友をあばけさんにエールをおくりたいと思います。
Auf Wiedersehen.