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(回答先: 続報・・大阪のビデオ店放火、無罪主張へ 小川被告「火付けていない」 (2009年9月14日に初公判) 投稿者 0_0 日時 2009 年 8 月 20 日 17:52:08)
ビデオ店火災で被告が無罪主張 16人死亡、大阪地裁初公判
16人が死亡した大阪・難波の個室ビデオ店火災で、放火と殺人などの罪に問われた無職小川和弘被告(47)は14日、大阪地裁の初公判で「放火はしていません」と起訴状の内容を否認し、無罪を主張した。
昨年10月の起訴後、公判前整理手続きが適用された。来月15日の第8回公判で結審する予定。弁護人は「逮捕直後に放火を認めたとされる自白の任意性も争う」としている。
捜査関係者によると、小川被告は逮捕直後の大阪府警の調べに放火を認め「生活が惨めになり、個室で死のうと決めた」と供述したが、その後否認。大阪地検は現場検証の結果や、簡易精神鑑定で刑事責任能力が認められたことなどから、小川被告に「未必の故意」があったとして、殺人罪などで起訴した。
起訴状によると、小川被告は昨年10月1日午前2時55分ごろ、大阪市浪速区の「キャッツなんば店」の個室で、自殺しようと新聞などが入ったキャリーバッグにティッシュペーパー数枚を置きライターで放火。同店を全焼させて客16人を死なせた上、4人にけがを負わせたとしている。
2009/09/14 11:10 【共同通信】
もっと知りたい ニュースの「言葉」
個室ビデオ店火災(2009年9月14日)2008年10月1日未明、大阪・難波の個室ビデオ店「キャッツなんば店」から出火し、男性客16人が死亡。自殺しようとライターで新聞などに火を付けたとして殺人、現住建造物等放火などの容疑で小川和弘(おがわ・かずひろ)被告(47)が逮捕、起訴された。大阪地検は、店内の密閉構造を知り、火を付ければ死傷者が出るという認識があったとして「未必の故意」を認定し、殺人と殺人未遂罪を適用した。大阪府警は店側の防火対策について、業務上過失致死傷容疑で捜査を続けている。
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大阪個室ビデオ店放火、被告が無罪を主張
2008年10月、16人が死亡、4人が重軽傷を負った大阪市浪速区の個室ビデオ店放火事件で、殺人、現住建造物等放火などの罪に問われた無職・小川和弘被告(47)の初公判が14日午前、大阪地裁(秋山敬(ひろし)裁判長)であった。
小川被告は「放火はしていません」と起訴事実を全面否認し、無罪を主張した。公判は、10月15日に結審する予定。
小川被告は逮捕当初、犯行を認めていたが、その後、否認に転じた。検察側は冒頭陳述で「被告は入店後、家族も財産も失って生活保護を受けるまでに至った人生を振り返って惨めな気持ちになり、自殺を決意。『巻き込まれて死ぬ人、ごめんなさい』と思いながら火を付けた。被告の個室から火が出たという客や店員の目撃証言もある。逮捕後19日間にわたり『やったことは認めたい。正直になりたい』と話し、自白にも任意性がある」などと主張した。
一方、弁護側は「入店後、被告はたばこ数本を吸い眠り込んだため、火の不始末で起きたのではという疑念は持っていたが、ライターで放火したことはない。現場検証で一番激しく燃えていたのは別の個室。そこが火元のはず」とし、自白については「刑事に机をたたかれ、性格の弱い被告は怖くなり認めた。自白は虚偽で認められない」と述べた。
(2009年9月14日14時03分 読売新聞)
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ビデオ店放火殺人、被告が無罪主張 弁護側「火元は別」
2009年9月14日13時5分
火災があった個室ビデオ店は、ブルーシートで入り口などが覆われている=14日午前、大阪・難波、山本裕之撮影
大阪・難波で昨年10月、客16人が死亡した個室ビデオ店火災で、殺人と現住建造物等放火などの罪に問われた無職小川和弘被告(47)の初公判が14日、大阪地裁で始まり、小川被告は「放火はしていない」と起訴内容を全面否認した。検察側は、客が巻き添えになると知りながら、被告が自殺するため火をつけたと主張。弁護側は放火しておらず、火元は別の個室だと反論し、無罪を主張した。
事件は裁判員裁判が始まった5月より前に起訴されており、その対象ではない。
検察側は冒頭陳述で、小川被告は昨年10月1日午前1時すぎ、大阪市浪速区の雑居ビル1階「試写室キャッツなんば店」に入った後、18号室で成人向けDVDを見た後に人生を悲観して自殺を決意、持ち込んだキャリーバッグの上に室内のティッシュペーパーを5枚ほど置き、ライターで火をつけたと主張した。
さらに、被告は、客が避難しにくい構造であることを把握していた▽「巻き込まれて死ぬ人、ごめんなさい」と考えた――として、殺意はあったと述べた。また、火災直後、被告は店員に「補償します」と謝罪したほか、別の客が18号室から炎が上がるのを目撃しており、被告が犯人であることは明らかと述べた。
一方、弁護側は冒頭陳述で、被告は当時寝ており、目が覚めると煙のにおいがしたと説明。火元は天井が焼け落ちるほど激しく燃えた9号室で、そこの客が放火した可能性があると反論した。被告は知人と仕事をしようと思っていた時期で自殺は考えておらず、動機がないとも述べたが、寝たばこの始末をした記憶がなく、失火の疑いはあるとした。
小川被告は逮捕直後、大阪府警の調べに放火や殺意を認める趣旨の供述をしたが、起訴の直前になって全面否認に転じたとされる。
弁護側は公判前整理手続きの中で、捜査段階の供述調書について「取調官の思い通りに作成された」として検察側の証拠申請を却下するよう求めている。公判は10月15日の8回目で審理を終える予定。
アサヒ・コム
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「しておりません」と無罪主張=16人死亡、ビデオ店放火で被告−大阪地裁
昨年10月、大阪市浪速区の個室ビデオ店に放火し、16人を死亡させたとして、殺人や現住建造物等放火などの罪に問われた無職小川和弘被告(47)の初公判が14日、大阪地裁(秋山敬裁判長)で開かれ、同被告は「放火はしておりません」と無罪を主張した。
裁判員制度が始まる前に起訴されており、裁判員裁判の対象ではない。集中審理し、10月15日の第8回公判で論告求刑などを行って結審する予定。
小川被告は火災直後、「生きていくのが嫌になった」と放火を認めていた。
検察側は冒頭陳述で、離婚や無職になって生活に困窮したことで生きる目標を失ったと指摘。入店後に自分を惨めに感じ、「生きていてもいいことはない。ここで死のう」と放火して自殺しようと決意。「巻き込まれて死ぬ人、ごめんなさい」と、客を巻き込んでも構わないと考えたと述べた。
弁護側は「自殺する状況になく、恨みのない店員や客を巻き込む意思もなかった」と反論し、被告がいた個室より燃え方が激しい別の個室が火元の疑いがあると主張。警察官に脅されて意に沿うよう供述した自白調書は任意性がないとしたほか、責任能力も争うと述べた。(2009/09/14-12:58)
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ビデオ店放火「被告の個室が火元」 検察、調査結果説明
2009年9月15日18時52分
大阪・難波で客16人が死亡した個室ビデオ店火災で、殺人と現住建造物等放火などの罪に問われた無職小川和弘被告(47)の初公判は14日午後も続き、検察側は、被告がいた個室で放火された疑いがあるとした大阪市消防局の調査結果を読み上げた。
検察側は証拠の説明で、現場の写真を法廷の大型モニターに上映。小川被告がいた18号室では、被告が持ち込んで火をつけたとされるキャリーバッグの上部付近の壁面に焼け跡が扇形に広がる様子が示された。また、市消防局が焼損の激しかった店内4カ所を比較したうえで「店員や客の証言も含めて検討すると、火元は18号室。たばこの火程度では炎は上がらず、放火された疑いがある」と結論づけた調査結果を紹介した。
一方、大阪府警の捜査結果を朗読する中で、弁護側が火元と主張する9号室の写真も示し、検察官は「32の個室の中で最もよく焼けている」と説明。弁護側は、火元を9号室とする根拠の一つにこの捜査結果の内容を挙げている。
さらに検察側が、負傷者が「犯人を死刑に」と求めた調書を読み上げると、傍聴席の遺族ら10人以上の中からすすり泣きが漏れた。閉廷後、亡くなった原大次郎さん(当時40)の内縁の妻、小林由貴さん(39)は被告の無罪主張について、「裁判を見届け、何があったのか決着をつけたい」と話した。
アサヒ・コム
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小川被告「バッグは知人のもの」 16人死亡のビデオ放火事件公判
16人が死亡した大阪・難波の個室ビデオ店火災で、現住建造物等放火と殺人などの罪に問われた無職小川和弘被告(47)の公判が28日、大阪地裁(秋山敬裁判長)であり、被告人質問で小川被告は火元とされるキャリーバッグについて「一緒に店に入った知人のもので、自分の部屋には持ち込んでいないと思う」と繰り返し訴えた。
さらに「自分の部屋で燃えていたのなら、誰かが運んだとしか答えられない」とも述べた。小川被告は14日の初公判で「放火はしていません」と無罪を主張している。
被告人質問での証言によると、小川被告は約7年前に会社を退職。その後心臓の病気にかかったことなどで昨年から生活保護を受けていた。1994年に離婚した後には「家族を守れなかった」と自殺未遂したと明かし、法廷のモニターに左手首の傷を映し出した。
起訴状によると、小川被告は昨年10月1日未明、大阪市浪速区の「キャッツなんば店」の個室で、自殺しようとキャリーバッグにティッシュペーパー数枚を置きライターで放火。同店を全焼させて客16人を死なせ、4人にけがを負わせたとしている。
2009/09/28 12:55 【共同通信】
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ビデオ店火災で店側の立件断念 捜査本部、被害回避は不可能
16人が死亡した大阪・難波の個室ビデオ店火災が10月1日で発生から1年を迎えるのを前に、浪速署捜査本部は30日、現場の「キャッツなんば店」の経営者らについて業務上過失致死傷容疑での立件を断念、捜査を終えたことを明らかにした。
捜査本部は、防火設備の不備などが被害拡大を招いた可能性があるとみて、店の経営者やビル関係者らから事情聴取。出火当時を再現する燃焼実験もしたが、設備が完全でも被害を回避できた可能性はないと判断した。
捜査本部によると、捜査の焦点は(1)窓や排煙設備がなかった(2)各個室に非常用照明がなかった(3)通路の壁の一部に燃えにくい建材を使っていなかった―の3点。いずれも建築基準法には違反している。
燃焼実験などの結果、排煙設備があったとしても、犠牲者の死因となった個室内の一酸化炭素(CO)の濃度にほとんど変化はないことが判明。
出火直後に煙や炎が通路に充満しており、非常用照明の有無にかかわらず、死亡する危険性は同じだったとした。
また、すべての内装に燃えにくい建材を使っても、火が回る速さやCO濃度は変わらないことが分かり、三つの違反は被害拡大に結び付かなかったと結論付けた。
2009/09/30 18:18 【共同通信】
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個室ビデオ放火捜査終了、店などは立件せず
2008年10月、16人が死亡、4人が重軽傷を負った大阪市浪速区の個室ビデオ店「試写室キャッツなんば店」放火事件で、大阪府警捜査1課は30日、死傷者が生じたのは、公判中の無職・小川和弘被告(47)の放火が原因で、同店やビル管理者側の管理責任を問うことはできないと判断、同店などについて業務上過失致死傷容疑での立件は見送り、捜査を終結した、と発表した。
発表によると、同店では事件後、〈1〉排煙のための2か所の窓が内側から石こうボードでふさがれていた〈2〉通路の壁面に不燃材が用いられていなかった〈3〉個室内に非常用照明が設置されていなかった――という建築基準法上の不備が発覚。府警は、燃焼実験や関係者の事情聴取を重ね、死傷者を出したことへの影響を調べてきた。
その結果、〈1〉〈2〉については、仮に、窓がふさがれず、壁に不燃材が使用されていたとしても、火災発生による店内の一酸化炭素濃度は同じで、結果の重大性は変わらなかったと断定。〈3〉についても、すでに通路が火炎や煙で充満してふさがれた状態になっていたため、個室内の照明未設置が死傷者の発生に影響を及ぼしたとはいえない、とした。
(2009年9月30日15時10分 読売新聞)
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大阪の個室ビデオ店火災、店・ビルの立件見送り
2009年9月30日14時25分
16人が死亡、9人が重軽傷を負った昨年10月の大阪・難波の個室ビデオ店「キャッツなんば店」の火災で、店やビル側に管理上の問題がなかったか捜査していた大阪府警は30日、惨事に結びつく違法行為が店やビル側にあったとは言えないと判断し、業務上過失致死傷容疑での立件を見送る方針を固めた。
火災は昨年10月1日午前2時55分ごろ、大阪市浪速区の雑居ビル1階にある「キャッツなんば店」で発生。店内は狭い通路の両側に計32の個室が並ぶ構造で、通路はすべて袋小路になっていた。
捜査1課は、火元より奥の個室に死傷者が集中していたことから、袋小路の間取りが被害を拡大させた可能性があるとみて、違法性がなかったかどうか捜査していた。
この火災では、現住建造物等放火や殺人などの罪で客だった小川和弘被告(47)が起訴され、大阪地裁で公判が行われている。検察側は、小川被告は客が巻き添えになることを知りながら、自殺するために放火したと主張しているが、小川被告は、火元は別の個室で、「放火はしていない」と無罪を主張している。
アサヒ・コム
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取り調べ映像、法廷で上映 大阪のビデオ店火災
16人が死亡した大阪・難波の個室ビデオ店火災で、現住建造物等放火と殺人などの罪に問われた無職小川和弘被告(47)の大阪地裁(秋山敬裁判長)の公判で1日、検察官の取り調べに小川被告が犯行を否認する様子を録画したDVDが上映された。
小川被告は逮捕直後に犯行を認めたが、その後の調べに「火は付けていない」と否認に転じ、公判でも無罪を主張。自白の任意性が重要な争点となっている。
法廷での上映には弁護側が「被告が否認したことをはっきり確認できる」とする一方、検察側も「取り調べが適正に進み、調書に任意性があることの裏付けになる」と判断。双方が証拠申請に踏み切った。
任意性を立証しようとする検察側が、否認場面をあえて申請したことで、今回の法廷上映が弁護側、検察側のどちらに有利となるか法曹関係者の注目も集めている。
起訴状によると、小川被告は昨年10月1日未明、大阪市浪速区の「キャッツなんば店」の個室で、自殺しようと放火。同店を全焼させて客16人を死なせ、4人にけがを負わせたとしている。
2009/10/01 10:32 【共同通信】
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個室ビデオ店放火公判、遺族が極刑を求める
大阪市浪速区で昨年10月、16人が死亡した個室ビデオ店放火事件で、殺人罪などに問われた無職・小川和弘被告(47)の公判が15日午前、大阪地裁(秋山敬裁判長)であった。
犠牲者5人の遺族が意見陳述、「罪を認めて謝ってほしい」と訴え、極刑を求めた。午後に検察側の論告求刑と弁護側の最終弁論が行われ結審する。
陳述したのは、堺市の平川隼人さん(当時31歳)、大阪市の山岡功治さん(同32歳)、東京都の柳沼豊さん(同61歳)、大阪市の元プロゴルファー、坂本潔さん(同53歳)、大阪府岸和田市の俳優、青木孝仁さん(同36歳)の遺族8人。
法廷で陳述に立ったのは3人で、青木さんの弟は「あなたが殺したのは16人だが、16人にかかわる全員が被害者。兄の夢、両親の希望、兄とのこれからの日々を奪ったのはあなたではないのか」と小川被告に語りかけた。「私たちは悔しさ、腹立たしさをいつまでも背負い続ける」と述べ、言葉を詰まらせると、傍聴席からもすすり泣きが漏れた。
残る5人の遺族については、秋山裁判長が陳述書面を読み上げた。
小川被告は犯行を認めていたが、起訴直前に否認に転じ、無罪を主張している。
(2009年10月15日12時36分 読売新聞)
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個室ビデオ店火災で死刑求刑 大阪地裁、被告は無罪主張
16人が死亡した大阪・難波の個室ビデオ店火災で、現住建造物等放火と殺人などの罪に問われた無職小川和弘被告(47)の論告求刑公判が15日、大阪地裁(秋山敬裁判長)で開かれ、検察側は「通り魔的な無差別殺人で多くの命を奪った。極刑をもって臨むほかない」と死刑を求刑した。
検察側は論告で「客観的な状況から、火災の原因が被告の放火であることは明らか。客を巻き込む危険性を認識していた」と指摘。
この後、弁護側が最終弁論し、結審する。
小川被告は逮捕直後に犯行を認めたが、否認に転じ、公判でも「放火していない」と無罪を主張している。
起訴状によると、小川被告は昨年10月1日未明、大阪市浪速区の「キャッツなんば店」の個室で、自殺しようと放火。同店を全焼させて客16人を死なせ、4人にけがを負わせたとしている。
2009/10/15 16:58 【共同通信】
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個室ビデオ店放火、小川被告に死刑求刑
大阪市浪速区で昨年10月、16人が死亡した個室ビデオ店放火事件で、殺人罪などに問われた無職・小川和弘被告(47)の論告求刑公判が15日、大阪地裁(秋山敬裁判長)で行われ、検察側は「他の人を巻き込んでも構わないという、通り魔的無差別殺人で、結果は重大。遺族の処罰感情もしゅん烈だ」として死刑を求刑した。
弁護側は最終弁論で改めて無罪を主張する予定。
起訴状によると、小川被告は2008年10月1日未明、「試写室キャッツなんば店」の個室内で、自殺目的でバッグ内の新聞紙などの上に置いたティッシュペーパーに火を付けて同店を全焼させ、男性客16人を殺害するなどしたとされる。
小川被告は逮捕当初、犯行を認めたが、起訴直前になって否認。公判でも「放火はしていない。警察の強引な取り調べで自白させられた」などと無罪を主張していた。
論告前には、犠牲者5人の遺族計8人が意見陳述し、「犠牲者が納得いく判決として極刑を望みます」などと訴えていた。
(2009年10月15日15時34分 読売新聞)
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大阪・難波の個室ビデオ16人死亡火災、被告に死刑求刑
2009年10月15日15時27分
大阪・難波で客16人が死亡した昨年10月の個室ビデオ店火災で、殺人と現住建造物等放火などの罪に問われ、無罪を主張している無職小川和弘被告(47)の論告求刑公判が15日、大阪地裁であり、検察側は、起訴された放火事件では戦後最多の死傷者が出たことを挙げ、死刑を求刑した。
弁護側は最終弁論で「被告がいた個室から出火したとする目撃証言は信用できない」などとして無罪判決を求める方針。9月14日に始まった裁判は小川被告の最終意見陳述をへて結審する予定。
アサヒ・コム
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ビデオ店火災で死刑求刑=16人死亡「結果は重大」−弁護側は無罪主張・大阪地裁
大阪市浪速区の個室ビデオ店に放火し16人を死亡させたとして、殺人や現住建造物等放火などの罪に問われた無職小川和弘被告(47)の論告求刑公判は15日午後、大阪地裁(秋山敬裁判長)で続き、検察側は「16人が死亡した結果は極めて重大」と述べ、死刑を求刑した。弁護側が最終弁論で無罪を主張して結審する。
検察側は論告で、放火して自殺しようとしたことについて「ギャンブルで散財するなど享楽的な生活を続けていたためで、同情の余地はない」と指摘。脱出しにくい店舗構造などを挙げ、「他の客を死傷させる危険性が高いことを認識しながら放火しており、悪質極まりない」と非難した。
当初放火を認めながら否認に転じたことには「反省する態度は全く見えない。遺族の感情を逆なでするかのような振る舞いに終始し、人間性のかけらもうかがえなかった」と述べた。(2009/10/15-17:00)
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個室ビデオ店放火で死刑判決 大阪地裁「命で償いを」
16人が死亡、4人が負傷した大阪・難波の個室ビデオ店火災で、現住建造物等放火と殺人などの罪に問われた無職小川和弘被告(48)に大阪地裁は2日、「最大限の非難に値し、生命をもって罪を償うべきだ」として求刑通り死刑の判決を言い渡した。
弁護側は即日控訴した。
検察によると、死者数は戦後に起訴された放火事件で最多。小川被告は公判で「火を付けていない」と無罪を主張していた。
判決理由で秋山敬裁判長は「小川被告の部屋で炎が上がっていた」との店員らの証言と、焼け跡の状況から炎の流れを特定した現場検証の結果を基に「火元は被告がいた部屋で、失火は考えられない」と小川被告の放火を認定。「避難しにくい店の構造や、ほかに客がいたことを理解しており、放火すれば死者が出ると認識していた」と殺意も認めた。
弁護側は小川被告が当初、容疑を認めたことについて「任意性、信用性がない」と主張していたが、秋山裁判長は「自白は詳細で具体的。厳しい刑から逃れたいと思って否認に転じたとみられ、供述調書は信用できる」と退けた。
その上で死刑を選択した理由を「自殺目的の動機は身勝手極まりなく、何の落ち度もない16人を殺害した残虐な犯行だ」と述べた。
2009/12/02 22:10 【共同通信】
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大阪の個室ビデオ店放火殺人、被告に死刑判決
16人が死亡した大阪市浪速区の個室ビデオ店放火事件で、殺人や現住建造物等放火などの罪に問われた無職・小川和弘被告(48)の判決が2日、大阪地裁であった。
秋山敬(ひろし)裁判長は「衝動的に自殺を図ろうとした動機に酌むべき事情はなく、生命をもって償うしかない」と述べ、求刑通り死刑を言い渡した。弁護側は即日控訴した。
判決によると、小川被告は昨年10月1日午前3時前、客として入店した大阪市浪速区の「試写室キャッツなんば店」の個室内にライターで放火。男性客23人のうち16人を一酸化炭素中毒などで死亡させ、4人に重軽傷を負わせた。死傷者の数は、起訴された放火事件では戦後最多。
小川被告は事件直後にいったん犯行を認めたが、起訴前に「火は付けていない」などと否認に転じていた。
判決で、秋山裁判長は、店内には木製棚など可燃性の高いものがあったことなどから、「火を付ければ客が死亡することはわかっていた」と述べ、「未必の殺意」を認めた。
さらに「公判では放火を否定し、自らの犯罪やその結果に真摯(しんし)に向き合っていない。その人格態度は最大限の非難に値し、死刑をもって臨むしかない」と結論づけた。
大阪地検の玉井英章次席検事の話「適正、妥当な判決。事件の重大性と悪質性、遺族の怒りと悲しみを裁判所が的確に評価されたものと思う」
(2009年12月2日20時20分 読売新聞)
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大阪・難波ビデオ店放火殺人、判決の主文後回しに
2009年12月2日14時45分
大阪・難波で客16人が死亡した昨年10月の個室ビデオ店火災で、殺人と現住建造物等放火などの罪で死刑を求刑された無職小川和弘被告(48)の判決公判が2日、大阪地裁で開かれた。秋山敬裁判長は主文の言い渡しを後回しにし、「すべてが有罪」との判断を示したうえで判決理由の朗読を始めた。起訴された放火事件では戦後最多の死傷者を出した事件で被告は無罪を主張していたが、判決は厳刑が予想される。
火災は昨年10月1日未明、大阪市浪速区の「試写室キャッツなんば店」で起きた。客の小川被告が逮捕され、当初は放火や殺意を認めたが、起訴直前になって否認。今年9月に始まった公判では無罪主張を展開していた。
アサヒ・コム
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難波ビデオ店放火殺人、死刑判決 「命で償うしかない」
2009年12月2日16時28分
火災があった個室ビデオ店。今も青いシートで覆われていた=2日午後、大阪市浪速区、南部泰博撮影
死刑判決を受け記者会見する、主任弁護人の岡本栄市弁護士(右)と杉平大充弁護士=2日午後、大阪市北区、南部泰博撮影
大阪・難波で客16人が死亡した昨年10月の個室ビデオ店火災で、大阪地裁(秋山敬裁判長)は2日、殺人と現住建造物等放火などの罪に問われた無職小川和弘被告(48)に対し、求刑通り死刑とする判決を言い渡した。起訴された放火事件では戦後最多の死傷者を出した事件で、判決は「生命をもって償うしかない」と述べ、小川被告の無罪主張を全面的に退けた。
火災は昨年10月1日未明、大阪市浪速区の「試写室キャッツなんば店」で起きた。客の小川被告が逮捕され、当初は放火や殺意を認めたが、起訴直前になって否認。今年9月に始まった公判では無罪主張を展開していた。
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〈大阪・難波の個室ビデオ店放火〉 昨年10月1日午前2時55分ごろ、大阪市浪速区の雑居ビル1階「試写室キャッツなんば店」から出火して全焼し、客16人が一酸化炭素中毒などで死亡、4人が負傷した。大阪府警は当日、放火を認めたとして客の小川被告を逮捕した。被害者の多くは個室内で就寝中だったとされ、ビデオ店が「安宿」として利用されていた実態が浮かんだ。事件後、個室ビデオ店やカラオケボックスなど個室型店舗の防火対策が強化され、今月から個室ごとの煙感知器設置などが義務づけられた。
アサヒ・コム
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ビデオ店放火で死刑判決=16人死亡、無罪主張退ける−大阪地裁
大阪市浪速区の個室ビデオ店に放火し16人を死亡させたとして、殺人や現住建造物等放火などの罪に問われた無職小川和弘被告(48)の判決公判が2日、大阪地裁で開かれた。秋山敬裁判長は「極めて悪質。生命をもって罪を償うべきだ」と述べ、求刑通り死刑を言い渡した。弁護側は即日控訴した。
小川被告は逮捕当初、放火を認めたが、公判では一貫して「火は付けていない」と無罪を主張。火災原因や自白の信用性などが争点となった。
秋山裁判長は、焼損状況や他の客の証言、火災直後の小川被告の言動などから、同被告が個室内で放火したと認定。逃げ遅れた客が死亡する危険を十分認識していたとして、殺意も認めた。
自白調書については「放火の方法、心理状態などが具体的で他の証拠とも符合し、おおむね信用できる」と判断。警察官に迎合したとする弁護側主張を退けた。
情状では「自分の人生を考えるうちに衝動的に自殺を決意し、他の客を積極的に殺害する意図までは認められない」としたが、「被害者の苦痛、恐怖は計り知れず、遺族の悲嘆も大きい。動機は短絡的で身勝手極まりなく、最大限の非難に値する」と述べた。(2009/12/02-20:58)
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