★阿修羅♪ > Ψ空耳の丘Ψ52 > 154.html
 ★阿修羅♪
Re: 漫画を読んだことはありませんが、文中使用されている首都大学の宮台真司という人は実に面白い人ですね。
http://www.asyura2.com/08/bd52/msg/154.html
投稿者 ヤハウエハのタタリ、祟りじゃ〜!! 日時 2008 年 2 月 20 日 00:59:11: DO6P.hRyTTh86
 

(回答先: ニヒリズムと孤独と「もう一つの道」。(山形浩生) 投稿者 そのまんま西 日時 2008 年 2 月 20 日 00:23:54)

宮台真司という人と山岸凉子の『日出処の天子』

 全く関係ない感想ですが、文中使用されている首都大学の「宮台真司」という人は実に面白い人ですね。神経が鋭いと言うか、社会の動きや変化を実に繊細に感じ取り、その本質を描く人ですね。もともとは社会学が専門みたいですが、国際関係を論じさせても、見事に本質をレポートする人です。そんじゃそこらの知識を貯えたうんちくだけの専門家とはとても違う。この人がいつか、テレビ朝日の朝まで生テレビで、イラク戦争を行使するアメリカの動きの背景に「ネオコン」が存在するとし、その動きを提示してくれた人でした。

 その漫画を読んだことはありませんが、宮台という人に通じるものがあるならば、相当面白いように思われますね。「われわれの社会の根底に関わるものであり、単純な世渡り指南の域を超えた個人の生きざまに関するものだ。」
 

(引用資料)

 だが、これは歴史まんがではない。舞台を六世紀の日本に置きつつも、登場する人々の行動や思考は非常に現代的であり、そして物語も現代日本にまっすぐ焦点をあてた、きわめて現代的なものだ。それも宮台真司(この人は「自由なんてものは存在しない!」というのを論証した(!!)『権力の予期理論』という非常に面白い本を書いている)の主張するような、少女まんがの持つお手軽代用人生体験といった意味での現代性ではない(まんがが実体験のかわりになるなら苦労しねーよと思うので、この議論には実はあまり説得力を感じないのだ)。
 このまんがが扱っているのは、もっと大きな、われわれの社会の根底に関わるものであり、単純な世渡り指南の域を超えた個人の生きざまに関するものだ。いまの日本の女どもが、そして男どもが、本当にこの作品を指南としていたら、この作品発表以降の十年で日本はまるでちがった世界と化していただろう。

  拍手はせず、拍手一覧を見る

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      HOME > Ψ空耳の丘Ψ52掲示板

フォローアップ:

このページに返信するときは、このボタンを押してください。投稿フォームが開きます。

 

  拍手はせず、拍手一覧を見る


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/  since 1995
 題名には必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
掲示板,MLを含むこのサイトすべての
一切の引用、転載、リンクを許可いたします。確認メールは不要です。
引用元リンクを表示してください。