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株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu170.htm
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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尖閣海域で台湾の漁船が海保の巡視船と衝突、沈没した事件
を受け、日本への「開戦も排除しない」と言い放った劉兆玄行政院長
2008年6月17日 火曜日
◆即時辞職の意向表明=召還の「駐日大使」−台湾 6月17日 時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080617-00000004-jij-int
【台北16日時事】台湾の「駐日大使」に当たる台北駐日経済文化代表処(事務所)の許世楷代表は16日、台北市内で記者会見し、即時辞職の意向を表明した。
許代表は、尖閣諸島(中国名・釣魚島)付近の海上で海上保安庁の巡視船と接触した台湾遊漁船が沈没した事故への対応をめぐり、与党・国民党から日本寄りと批判された。許代表は「屈辱に耐えられない」と述べ、欧鴻錬外交部長(外相)が直ちに代表辞職を認めるよう訴えた。
◆台湾在留邦人に注意呼びかけ 6月17日 NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/k10015293811000.html
今月10日に沖縄の尖閣諸島の沖で海上保安庁の巡視船と台湾の漁船が接触し漁船が沈没した事故をきっかけに、台湾では一部で日本への厳しい対応を求める声が高まっており、16日は台湾の活動家たちを乗せた船とともに台湾の沿岸警備当局の巡視船9隻が日本の領海に侵入しました。これについて、日本の台湾に対する窓口機関、交流協会台北事務所は「台湾内で反日の機運がこれまでになく高まっている」として、ホームページ上などで現地に滞在する日本人に注意を呼びかけました。具体的には、▽政治的な集会に興味本位で参加しない▽公共の場所では政治的な会話を避ける▽学生・生徒はできるだけ複数で行動するなどとしています。親日的といわれる台湾で「反日」を理由とした注意の呼びかけは異例のことで、交流協会台北事務所では「台湾当局に日本人の安全に配慮するよう働きかけを続けていきたい」としています。
◆日本人は台湾の中華民族主義には勝てない 6月16日 台湾は日本の生命線!」
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-404.html
日本の台湾領有直後、総督府民政長官として台湾統治の基礎を築いた後藤新平が「台湾人は死を恐れる」と指摘したことは、台湾の有識者の間で議論の的になっているが、ある識者は私にこう言った。「最も死を恐れるのは中国人だ」と。
尖閣海域で台湾の漁船が海保の巡視船と衝突、沈没した事件を受け、日本への「開戦も排除しない」と言い放った劉兆玄行政院長(外省人=在台中国人)のことである。「開戦するなど、口だけだ」と言うわけだ。
沈没事件について自らは何の調査もせず、「一戦も辞さず」「軍艦派遣を」と息巻く外省人の政治家、メディア群。尖閣諸島は中華民国の領土だとでっち上げ、反日を叫ばなければ愛国者ではないとの強迫観念に駆られているかに見えるが、いかにも中華民族主義的だ。
もちろんこの騒動には煽動する者の仕掛けがあるのだが、その狙いは言うまでもなく、日台間への楔打ち込みだ。そこには中国への「忠誠心」もあるだろうし、台湾人を孤立させ、島内での勢力を弱体化しようとの策謀もある。反日の中華民族主義で台湾人に中国人意識を植え付け、台湾の中国人支配を強固なものにしようとする、中国人の本能のようなものもある。
このように愚かな中国人たちは、口先だけで反日を叫びながら一体どこへ行こうとするのか。おそらく本人たちも不安に駆られていることだろう。もし日台関係が損なわれたら、中国の思う壺だと言うことも知っている。だから秋葉原事件の犯人ではないが、「誰かが自分を止めてくれればいいのに」との心境だったかも知れない。
もしそうだとすれば、十五日に日本側が船長に対し「遺憾の意」を表明したのは、幕引きの機会を求める彼らには朗報だっただろうか。巡視船が漁船との間で適切な距離をとらず、その結果として事故が発生、漁船は沈没し、船長が負傷(かすり傷)したためだ。そこで歐鴻錬外交部長は同日、記者会見を開き、「海上保安庁が自ら過失を認めたことに、善意を感じている」と高く「評価」している。
だが、それだけで自らを制止できないのが中国人らしい。歐鴻錬は日本側が「防衛任務についていた」と強調している点に言及し、「もっと明確に謝罪しなければならない」とさらなる要求を行ったのだ。敵が「妥協」したと見れば、さらに居丈高に出るのが中国人処世の鉄則、いやこれもまた本能。見方を変えて言えば、またしても日本側の安易な「謝罪」が中国人を増長してしまった。問題解決のチャンスを逸した歐鴻錬自身も内心では後悔しているのではないか。
そこで乗り出したのが召還されて帰国した許世楷駐日代表(大使)だ。歐鴻錬に対し、「日本は国際慣例に従っている、遺憾の意の表明には謝罪の意味がある」と諌めた。そこで「それは本当か」と言うことになり、許世楷代表は過去の日本の外交事例を調査するはめに。外交部は「調査を待ち、日本語の『遺憾』の意味が明らかになった後、それを受け入れるかどうか決める」と表明している。台湾人の許世楷代表は日台関係のためとは言え、理性を失った中国人相手に、まことにご苦労なことだ。
なお来日した呂秀蓮前副総統は十六日、「反日情緒で駐日代表を召還したことは大変なことだ。日台関係はきわめて良好で、許世楷代表は日本の代表的政治家たちからも賞賛されている。日本を敵に回しても台湾にはいいことはない」と訴えている。これが台湾人である呂秀蓮のコメントである。台湾人メディア「フォルモサテレビ」が伝えた。
反日に立ち上がらない許世楷代表は国民党議員たちから「軟弱」「台奸」などと罵られ、「士は殺されることはできても、辱めを受けることはできない」とし、十六日午後、憤然として辞意を表明した。中国人の狂気には付き合いきれない、誇りある台湾人の抵抗である。
その一方で十五日夜、もう一つの中華民族主義のパフォーマンスが開始された。
台湾紙中国時報(十六日)によると、「保釣行動聯盟(※尖閣諸島防衛運動グループ)が漁船に乗り込み、釣魚海域での抗争のため」に出動、海巡署(海保庁に相当)の艦船も護衛のために随行したのだ。海巡署には「もし海保船から干渉、更には攻撃を受けた場合、火力を用いた反撃の権限も与えられた」と言う。
同じく聯合報も、「もし活動家が国旗を掲揚するため島に上陸するなら、我が艦は援護する」との海巡署の談話を報じている。
これらの報道だけを見れば、劉兆玄の「開戦も排除せず」はいよいよ現実となるか、と思うが、結局は日本の領海に侵入したものの、漁船団は十六日午前、早々と台湾へ引き上げた。
海巡署も言うことは勇ましく、マスコミも煽るだけ煽ったが、さすがは中華民族主義である。海保船が警備を固める島に、最初から上陸する気などなかったのだ。
だが彼らの反日パフォーマンスは成功を収めたということができよう。国内へは自分たちの「愛国の決意」を表明できた。日本へもその反台湾感情に刺激を加えることができた。そして中国へも「忠誠心」を示すことができた。
ここにおいて明らかになるのは、日本は彼ら中国人勢力に取り、まさに格好の「遊び相手」だと言うことだ。
十五日午後には、第十一管区海上保安本部の那須本部長が、記者会見で「結果として相手船を沈没させ、船長を負傷させてしまい遺憾。お詫び申し上げる」と台湾側の船長に謝罪の言葉を述べ、「賠償問題を含め適切に対応して行く」と話したと報じられた。そこで同本部に電話で真偽を確認すると、対応に出た職員は当初、「謝罪などしていない。国民に対し過失があったことに遺憾の意を表明しただけだ」とはっきり言い切ったが、念のため会見に出席した職員に確認すると言うので少し待っていると、「船長に謝罪をした」との答えが返ってきた。その職員も愕然としているようだった。
会見では船長の領海侵犯への非難の言葉もなかったそうだ。そこで「謝罪だけをして領有権の主張をしなければ、台湾側に誤ったメセージを送ることになる。海上保安庁のこれまでの努力も水泡に帰す」と抗議した。
日本がこうした軟弱姿勢では、中華民族主義の狂奔は止まらない。
(私のコメント)
日台間の状況がにわかに慌しくなってきましたが、10日に尖閣諸島の沖合いで海上保安庁の巡視船と台湾の遊漁船の接触事故で有漁船が沈んだ事が原因となっている。詳しい状況はよく分からないのですが、日本は例によって事なかれ主義で巡視船の船長だけを書類送検している。
台湾船が日本の領海を侵犯して捕まったのだから、取調べが済むまで台湾に返す必要がないのですが、福田内閣は台湾側の抗議にたじろいで船長をはじめ全員を帰してしまった。これで勢いづくのは台湾側であり、またしても今度は台湾側の巡視船を伴って尖閣諸島の領海に入り込んできた。捕まっても日本はすぐに帰してくれるとみられているからだ。
これは馬政権が仕掛けた事ではなく、台湾国内の中国の手先が先走って挑発しているのだろう。これで日台間が外交的に亀裂が入れば中国の思う壺なのですが、中国のやることは単純すぎる。しかしこのまま放置すれば韓国の取られてしまった竹島のようになりかねない。
歴代の日本政府は事なかれ主義で、韓国や中国に謝罪と反省を要求されると27回も謝罪と反省を繰り返してきた。今度は台湾からも謝罪と反省を要求して来ているが、このような事を繰り返していると日中間で起きた反日デモで日本国民の嫌中感情が高まったように嫌台感情が出てくるかもしれない。
日本の政治家は強く出れば誰にでもすぐに頭を下げますが、国民はいったん怒り出すとかなり恐いものがある。このように戦争も辞さないと言う険悪な外交関係になっているのに、中国や韓国との関係に比べると台湾との外交的なトラブルは大きくは報道されないようだ。
日本の新聞やテレビ局には中国や韓国の工作員は沢山いるようだが、台湾系の工作員はいないからだろう。台湾は日本周辺では数少ない親日国だったのですが、親中派の馬政権が出来て風向きが一気に変わってしまった。台湾国民が民主的な選挙で選んだ政権だから日本としてはどうしようもない。
駐日大使の召還や、台湾の在留邦人への注意勧告から見られるように緊迫していますが、台湾は自らの意思で中国に併合される道を選ぶのだろうか。それに対してアメリカはそれを容認するのだろうか。アメリカのブッシュ政権も民進党の陳水偏政権には冷たかったが、それで台湾がどんどん中国よりになってしまった。
◆台湾への武器売却に米政府慎重姿勢 次期政権に持ち越しか 6月12日 日経新聞
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20080612AT2M1202Q12062008.html
【ワシントン=共同】12日付の米紙ワシントン・ポストは、米国から台湾への先進武器売却について、反対する中国への配慮からブッシュ政権高官が実施に後ろ向きなため、来年1月発足の次期政権に持ち越される可能性が出てきたと報じた。同紙によると、米国務省ではネグロポンテ副長官らがライス長官に対し、武器売却実施を大統領に進言するよう要請したが、北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議の議長国・中国を刺激したくない長官は前向きでない。
台湾当局も12日の中台交流機関トップ会談など中台関係が重要局面を迎えているため、ここ数週間は武器売却で動きをとらないよう米側に非公式に求めたという。
(私のコメント)
アメリカのライス長官が何を考えているのか分かりませんが、中国を重視して台湾は放置されている。そして日本は外交的に弱腰だから風任せ外交で頼りにならない。台湾は海洋通商路として重要でもあるのですが、アメリカにとっても台湾が中国に併合されれば中国海軍は大手を振って太平洋に出てくるだろう。
中国が台湾を手に入れれば次は沖縄を中国のものだと言い出すだろう。韓国の竹島や北方領土を見れば強引に分捕っても日本は反撃してこないと見ている。日本は外交的にはアメリカのバックアップがなければどうにも動けないようになっており、最近の北朝鮮への制裁解除もアメリカの指示で解除するらしい。
だから中国は日本を制するにはアメリカから手を回して工作を仕掛けてくるようになりましたが、台湾も中国がアメリカを骨抜きにして台湾を我がものとしようとしている。アメリカにおけるチャイナロビーはイスラエルロビーに次ぐ強力なものであり、日本も近いうちに民主党政権が出来て親中反米政権が出来そうだが、アメリカの最近の外交は機能が低下しているようだ。
だから台湾に起きた事は明日の日本に起きる可能性があり、アメリカは中国を重要視するあまりに台湾や日本を失う事になるのではないだろうか? 韓国はすでに反米国家であり牛肉をめぐって100万人の反米デモが起きている。台湾における反日は明日には反米に進化するものであり、極東におけるドミノ現象が起きるだろう。
台湾の馬政権は一気に中国との併合路線を突き進むのだろうか? 台湾国民が国民党の馬氏を総統に選んだ以上は中国への併合を望んだものだろう。中国としては平和裏に台湾を手に入れれば中国の外交的威信は高まり、ヒトラーがオーストリアを併合した以上の外交的な大成果となる。
「株式日記」としては中国や韓国やアメリカに対して毅然とした外交を望んでいるのですが、政治家も外務省も事なかれ主義で、日本が謝罪外交で済むのならそれでいいといった無責任な態度が韓国や中国に舐められる元になってしまう。そして台湾にまで日本は舐められてしまって、一つの島で譲歩すれば日本はすべてを失うだろう。