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日本人108人が中国で臓器移植 過去2年間ドナー大半は死刑囚
http://www.asyura2.com/08/asia11/msg/312.html
投稿者 てんさい(い) 日時 2008 年 5 月 13 日 01:11:44: KqrEdYmDwf7cM
 

(回答先: 中国における死刑囚からの臓器移植 徳山大学経済学部教授 粟屋 剛 投稿者 てんさい(い) 日時 2008 年 5 月 13 日 01:09:57)

国が主導する死刑囚の臓器摘出

http://banmakoto.air-nifty.com/blues/2006/04/post_0418.html

中共政府が、中国における臓器移植のドナーに関する報道に、極めてナーバスな反応を示している。
以下は、11日付「人民日報」の記事である。


一部の海外メディアが「中国は死刑囚の臓器を勝手に移植に使用している」との報道していることについて、衛生部は10日「事実といちじるしく異なるものであり、中国の司法制度に対する悪意の中傷だ」と反論した。

衛生部の毛群安報道官は会見で「中国で使われる移植用臓器は、主に国民が臨終時に自分の意思で提供したものだ。死刑囚の臓器の利用はきわめてわずかで、それも
本人の意思または家族の同意に基づく提供だ」と説明。
「中国は死刑囚から勝手に臓器を摘出して移植に使用している」との報道については、「一部の海外メディアによる故意の捏造報道だ。中国の司法制度を悪意をもって中傷し、内外の世論をあざむこうとする、下心のあるものだ」と批判した。さらに「中国は臓器の売買や、違法または医学倫理の原則に反する臓器移植を禁止している」と強調した。

「一部報道は中傷」死刑囚の臓器の使用めぐり 衛生部
(2006年04月11日 人民日報)

要は、海外メディアの「中国は死刑囚の臓器を勝手に移植に使用している」との報道に対する反論なのだが、「死刑囚の臓器の利用はきわめてわずかで、それも本人の意思または家族の同意に基づく提供だ」と言う中共政府の主張は、限りなくウソに近い。

ところで、「一部の海外メディア」とは何を指すのかが、ネットで調べたがよく分らなかった。ただ、「大紀元」が4月5日付の記事の中で、次のように報じている。


(前略)
AFP通信は、「中国瀋陽市蘇家屯の秘密収容所で6000人以上の法輪功学習者が監禁され、75%の人はすでに臓器を摘出された後に死亡し、焼却処分された」と報じた。

報道の中で、法輪功が提供した最新情報を伝え、瀋陽市軍区総後勤部の軍医の証言を引用し、蘇家屯秘密収容所の存在に関する情報や、内部情況などを報じた。さらに
この軍医によると、蘇家屯秘密収容所は、中国36の秘密収容所の1つにすぎないと
いう。
(後略)

米政府、中共に、法輪功学習者の臓器摘出問題、全面調査を要求

中国の死刑囚の臓器移植に関しては、産経新聞も、昨年12月31日付で以下のように報じている。


【北京30日時事】
(前略)
中国では最近1年間に腎臓移植約6500件、肝臓移植約3000件が実施され、移植医療技術が急速に向上。ただ、ドナーの約9割を死刑囚が占めるほか、
公平な臓器配分制度が確立されておらず、人権・法整備面の不透明さも大きい。中国での臓器移植は、今後議論を呼びそうだ。

日本人108人が中国で臓器移植 過去2年間ドナー大半は死刑囚

AFP通信が、「中国瀋陽市蘇家屯の秘密収容所で6000人以上の法輪功学習者が監禁され、75%の人はすでに臓器を摘出された後に死亡し、焼却処分された」と報じたと言うが、「大紀元」の報道だけでは事実と断定できない(AFP通信のオリジナルも確認できない)。
が、各種の資料を調べてみると、今の中共体制下では、ありえないことではないという気がする。
また、時事通信が報じるように「ドナーの約9割を死刑囚が占め」、「中国は死刑囚から勝手に臓器を摘出して移植に使用している」のも事実のようだ。

このあたりについては、粟屋剛・徳山大学経済学部教授(当時)の「中国における死刑囚からの臓器移植」が詳しいので、抜粋して紹介する。


(前略)
中国で死刑囚からの臓器移植が行われていることは間違いない。中国政府は当初、
その事実を否定していたが、1993年に、死刑囚からの臓器移植は「まれな事例」で
あり、しかも、「個人の同意を得ている」、と主張を変えた。

1.死刑囚移植のシステム
死刑囚からの臓器移植のシステムに関して、最高人民法院、最高人民検察院、公安部、司法部、衛生部および民政部の連名で発せられた1984年10月9日付けの「関於
利用死刑罪犯屍体或屍体器官的暫行規定」(訳=死刑囚の屍体あるいは屍体臓器の利用に関する暫定的規定)と題する内部文書が参考になる。同「暫行規定」は次のように述べている。

「死刑執行命令が下達した後、直接利用できる屍体が出たら、人民法院はあらかじめ市あるいは地区の衛生局に通知しなければならない。衛生局はこれを利用単位(具体的には移植を実施する病院を指す−筆者注−)に伝え、同時に利用単位に屍体利用の証明書を発行し、副本を死刑執行の責任を負う人民法院と現場で監督する人民検察院に送らなければならない。」

「死刑囚の屍体および屍体臓器の利用は、厳重に秘密を守り、影響に注意して、通常は、利用単位内部で行わなくてはならない。やむを得ない場合は、死刑を執行する人民法院の同意を得て、衛生部門の手術車で刑場へ行って臓器を摘出することが許される。しかし衛生部門のマークの入った車を使用してはならず、白衣を着用することも許されない。摘出手術が終わるまで刑場の警戒を解いてはならない。」

「屍体は利用された後、利用単位が火葬場の協力を得て速やかに火葬に処す。埋葬
またはその他の処置が必要であれば利用単位が責任を負う。もし遺族が灰、骨を必要としたら、人民法院の通知を経て、遺族が火葬場に赴いて受取る。」

一応、このような規定がある。しかし、必ずしも規定通りにはなされていないようである。ここで、入手した諸資料(5)から得た情報を基にして死刑囚移植のシステムを簡単に
記しておく。

@患者が病院を訪ね、諸検査を受ける。
A死刑囚の血液型、白血球型及び健康状態等がチェックされ、それらの記録が病院に送られる。
B人民法院等が死刑執行の場所及び日時等を病院に通知する。
C病院が移植の準備をする。
D死刑執行当日、病院医師が刑場で待機する。
E死刑が執行され、検死官が死亡を確認する。
F病院医師が臓器を摘出し、それが病院に運ばれ、移植される(あるいは、遺体が
病院に運ばれ、そこで臓器が摘出され、移植される)。
G遺体が火葬され、遺族に遺骨の入った骨壷(正確には、遺灰の入った箱)が渡される。
(後略)

-------------------------------------------------------------------

つまり、裁判所、検察、警察、衛生、民生の各省庁が合意の上、連携して死刑囚の
遺体から臓器を摘出している。そして摘出された臓器は、あらかじめ用意された病院に運ばれ、待機している患者に移植される。それはシステムとして機能しており、しかも極秘裏に行なわれている。

要は、国家が主導して死刑囚の遺体から臓器を摘出しているのだ。そこには、中共政府が主張しているような「本人の意思または家族の同意に基づく提供」というような事実は微塵も感じられない。

粟屋教授の「中国における死刑囚からの臓器移植」には、
「臓器移植の需要が死刑判決数及び死刑執行数を増加させているという報告もある」
「中国刑法(1980年1月1日施行)第43条は『死刑は極悪の犯罪者にのみ適用される』と規定している。しかし、というべきか、当然に、というべきか、規定上、窃盗罪でも死刑が科されうる(同法第150条〜第153条)。
そして、現実に、一定のの窃盗犯 (常習の窃盗犯、盗んだ金額の大きい窃盗犯等)に対して死刑が科されている」
という驚くべき記述もある。

「中国は臓器の売買や、違法または医学倫理の原則に反する臓器移植を禁止している」なんて、よくもまあ、こんなウソを世界に向かって真顔で発表できるものだ。
北京五輪を2年後に控えて、何とか極悪きわまる実情を糊塗しようとしているのだろうが、事実はいつまでも隠しおおせるものではない。

史上稀に見る人権抑圧国家でありながら、「中国は発展の道を歩みつづけ、人権問題でも大きな進展を得た。中国人民は宗教の自由を含む、民主主義と自由を享受している」(2005/11/17 外交部・劉建超報道官)と強弁する国だ。この程度のウソには何の後ろめたさも感じないのだろう。死刑囚など、「人間」のうちに数えていないのかも知れない。
が、このような国が隣国として存在していること、しかも国連の常任理事国であること、等を考えると、慄然とせざるをえない。

このような国とは、絶対に友好関係になりたくない!!!

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