「宇宙からのビーム兵器」および「ＷＴＣ周辺の焼け焦げた自動車」についてバルセロナより愛を込めて

「宇宙からのビーム兵器」および「ＷＴＣ周辺の焼け焦げた自動車」について
http://www.asyura2.com/07/war98/msg/246.html
投稿者バルセロナより愛を込めて日時 2007 年 11 月 20 日 09:08:08: SO0fHq1bYvRzo

「宇宙からのビーム兵器」および「ＷＴＣ周辺の焼け焦げた自動車」について

９・１１真相解明作業の中で言われている「人工衛星からのビーム兵器」説は、主要に、「９／１１真実を求める学者の会」の元メンバーであるジュディ・ウッド博士と元ブッシュ政権高官のモーガン・レイノルズ氏が推し進めているものですが、これについて若干の口出しをしておきたいと思います。

はっきり言ってこの「ビーム兵器」説は、到底、ＷＴＣ「崩壊」そのものを合理的に説明できるような仮説ではありません。いくつかの合理的な点もあるのですが、全く事実とかみ合わない点が多すぎるのです。

この「ビーム兵器（荷電粒子兵器）」は「Directed energy weapon（指向性エネルギー兵器＝DEW、殺人光線）」の一種と言って良い兵器なのですが、しかし実を言うと、現在のところその存在は確認されていません。もちろん確認されていないからと言って「存在しない」と断言できるものではなく、「ＨＡＡＲＰ」や「純粋水爆」などと同様に、常にその兆候を見張っていなければならないものです。DEWではレーザー砲はすでに兵器として実用化済みですし、２００６年８月にレバノンに侵攻したイスラエル軍が使用した正体の不明な武器もあります。イスラエルはこの戦争でいくつかの新兵器の「人体実験」を行った可能性があります。９・１１よりもむしろこちらの方を注目すべきでしょう。
（参照）
http://asyura2.com/0601/war83/msg/852.html
【人体を内側から直接破壊】イスラエル軍が使用した未知の虐殺手段（Global Research）

ただ、ＷＴＣの解体で使用されたと言うには極めて無理があります。その「合理的な点」と「非合理的な点」について説明します。

●合理的な点
（ただし、人工衛星から極めて強力なエネルギーを持つ荷電粒子の束を完璧なコントロールで標的に向ける技術がすでに存在していると仮定した場合ですが）

（１）ＷＴＣ両タワーが、上の方から、多量の物体を周辺に飛ばしながら、解体された点
これはウッド女史が言うように鋼鉄を一気に大量に蒸発させたとすれば、非常に大きな爆発がありえますので、考えられないことはありません。

（２）「崩壊」したＷＴＣビルの地下にあった「熔けた金属」
これも「ビーム兵器」で作られた熱によるものと考えられないことはありません。

（３）観測された地震波
ビーム兵器の照射で作られる大きな爆発を想定すれば説明できないこともありません。

●非合理的な点（多々ありますが主要なものだけを示します。）

（１）第２ビル「崩壊」直前に滴り落ちる灼熱の金属

言うまでもないでしょう。宇宙からの「ビーム」でビルの内部で鉄を熔かす高熱を作れるわけがありません。
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（ビデオ）
9/11: Cameraplanet stabilized South Tower molten metal（金属中心の安定画面）
http://www.youtube.com/watch?v=VvaKyxXUS-8
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ウッド博士はこれをＮＩＳＴと同様に「熔けたアルミニウム」と言っているようです（！？）。

（２）第２ビル「崩壊開始」の仕方：特に上層階の振る舞い

次のビデオと写真で見られるように、８０階付近から折れて傾き始め、上層階が回転しながら「下から上に向かって崩壊」して次第に短くなり、傾きを止めて一気に「下から」崩れ「崩壊開始」５～６秒で消えてなくなり、次の瞬間に内部から起こった大きな爆発で飛び散りました。また、「崩壊開始」直後に７９階からの一列の爆風、そしてその２秒後に、途中の階を飛ばして７５階から一列の爆風が吹き出します。
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（ビデオ）
WTC collapse（南西側上空から：通常速度、崩壊開始直後から、画面暗い）
http://www.youtube.com/watch?v=Q3Yk3Y0cAf0
9/11: South Tower NBC Closeups Version 2（ＮＢＣ：オリジナル＋拡大スロー）
http://www.youtube.com/watch?v=COpfvXj_BVo&NR=1
9/11: History Channel South Tower（東北東側遠方から：オリジナル＋拡大＋スロー）
http://www.youtube.com/watch?v=AXak_ok9Vqo
（以下、写真）
東側下から：南角の折れ曲がり（上の拡大写真）
http://killtown.911review.org/images/wtc-gallery/nist1-3d/6-19_wtc2-collapsing.jpg
北東側上空から：第１ビルとの比較
http://home.comcast.net/~jeffrey.king2/wsb/media/56016/site1101.jpg
北東側路上から：上層階が噴煙に飲み込まれた直後
http://www.asyura2.com/bigdata/up1/source/5416.jpg
北東側路上から：膨らんでいく崩壊箇所
http://www.asyura2.com/bigdata/up1/source/5417.jpg
北東側路上から：激しい爆発
http://www.asyura2.com/bigdata/up1/source/5418.jpg
北東側路上から：上層階爆破後の飛び出し
http://www.sharpprintinginc.com/911/images/photoalbum/9/wtc2c.jpg
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これらの動きは、到底、上空からの「ビーム」照射で説明できるものではありません。特に上層階が回転しながら「下から」崩れていく動き、および途中を飛ばして現れる１列の爆風です。

（３）ＷＴＣタワー壁面で見られた爆風の噴出（squib）

これもビル内部からの爆発であり、「ビーム照射」では不可能です。
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WTC Squibs aka planted explosives
http://www.youtube.com/watch?v=m1w6s7p3gr0
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（４）「崩壊のフロント･ライン」

こんな現象が宇宙からの「ビーム照射」で説明できようはずもありません。「崩壊」箇所から離れた場所で、爆風の噴出が、一つの階で時間的なズレが見られ、途中の階を飛ばして現れるもの、単独で現れるものなどなど。
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（ビデオ）
9/11: South Tower（東北東側路上から南東～北東面：崩壊全体、通常＋スロー＋アップ）
http://www.youtube.com/watch?v=_o4cGW7KqSw
9/11: South Tower debris ejection（西側下から：南西～北西面、通常＋スロー＋アップ、繰り返し、「フロント・ライン」と噴出）
http://www.youtube.com/watch?v=fGubez6wRwA
9/11: North Tower - northwest corner（北側角：アップ、通常＋スロー、繰り返し）
http://www.youtube.com/watch?v=EZeaW4ybejs
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（５）第７ビル「崩壊」

言うまでもないでしょう。下から、極めてシンメトリカルに、しかもビルの内側に向かって崩れたわけで、到底、宇宙からの「ビーム兵器」の仕業ではありえません。
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（ビデオ）
9/11: Naudet WTC7 enlarged video
http://www.youtube.com/watch?v=Cn5d50ixaE4
9/11: NBC: Building 7
http://www.youtube.com/watch?v=FORhPR-5qWQ
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（６）「蒸発した鋼鉄」が作ったはずの鉄の化合物が、「崩壊」後の塵埃や微粒子からさほど多量には発見されていないこと

ちょっと難しい論文なのですが、Journal of 9/11 StudiesにあるDr. Gregory S. Jenkinsの分析です。もちろん英語の科学調査論文ですので無理に読めとは言いませんが、
http://www.journalof911studies.com/volume/2007/Fe-DustStudies44.pdf

塵埃中のカルシウムやアルミニウムなどの量に比べて、鉄の化合物が「ビーム兵器」によって「蒸発させられた」にしては余りにも少ないといえます。また大量の鉄の蒸気がたちまち空気中の酸素と大量に化合してしまったはずなのですが、ＷＴＣ周辺が「酸欠状態」になって「粉塵の雲」に巻き込まれた人が「酸欠死した」記録もありません。

もっともっとあるのですが、これくらいで十分でしょう。少なくとも、ＷＴＣビルの「崩壊」自体に「ビーム兵器」を使用した可能性は全く消えます。もし仮にＷＴＣタワーをあれほど見事に解体させるほどの威力があるのなら、アフガニスタンで山の地下に隠れたタリバンを壊滅させビン・ラディンをぶっ殺すのにジャンジャン使われてもおかしくないのでは？

●ところで、ＷＴＣ地区の周辺で実に奇妙な現象が起こっていたことは事実のようです。これらがＷＴＣタワーの爆破解体と直接の関係があるのかどうか、極めて判断の難しいところです。

千早さんからの次のご投稿でご紹介のあったビデオですが、
http://www.asyura2.com/07/war98/msg/215.html
WTC付近での焼け焦げた車の映像
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WTC Melted Cars NBC report (must see)（１分３５秒～３分３５秒に注目）
http://youtube.com/watch?v=YzJehD0eSYQ
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ＷＴＣから「４分の１マイル（約４００ｍ）」離れた区画で、周辺の建物も全くガラスのひびも壁の傷も無いのに、奇妙に焼けた車が複数あります。粉塵の雲に巻き込まれた車が事故を起こして炎上した可能性がありますが、レポーターによればですが「エンジン部分が熔けている（？）」焼け焦げた車がペシャンコになった車の上に乗っかっています。ボンネットが「熔けた」のか吹っ飛んでどこかに行ったのかはわかりませんが、それにしても２台の車が重なっているとは？　これは一体、何でしょうか？？

あたかも、非常な高熱で燃えた自動車が空から猛スピードで飛んできて別の車の上にドスンと落ちたような感じです。正確にどの地域なのかよく分からないのですが、ＷＴＣタワーから４００ｍも何かが飛んでいった様子はどのようなビデオを見ても見つかりません。粉塵は南マンハッタン全域を覆ったのですが、その粉塵の力でこんな現象が起こったとも考えにくいところです。

ただしこれも奇妙なことに、下の自動車には燃えた形跡は無いようです！　まるで火が消えた後で吹っ飛んで下の車を押し潰したような感じです。

もし、どこかの工作員が人々の恐怖感をかきたてる目的で人為的に工作してここまで運んできたとか、あるいは片付けの作業員が誤って駐車中の自動車をパワーショベルか何かでぶっ潰してしまったため、その上から火の消えた自動車を載せて上からまたぶっ叩いてグチャグチャにして誤魔化しておいたとでもいうのでないのなら･･･、正直言いましてこの原因は今の私には全く解りません。

ただ、他の自動車は到底「熔けた」とは言い難いでしょう。

●次のウッド女史のサイトに数多くの「焼けた車」の写真があるのですが、その中でいくつかを取り出してみます。
http://drjudywood.com/articles/DEW/StarWarsBeam5.html
The Star Wars Beam Weapons　VIII. Toasted Cars

まあ、粉塵に巻き込まれて大規模な玉突き衝突が起こり、どれかの自動車から発生した火事が次々燃え広がった、と考えるのが妥当な線でしょう。あるいはどさくさに紛れての放火か？　いずれにせよ自動車を作っていた鋼鉄が「ビーム兵器の熱で熔けた」とは言いがたいのではないでしょうか。

逆に言えば、「ビーム兵器」なるものがこの程度の破壊力しかないのであれば到底戦場では使い物にならないでしょうね。自動車の大半が木っ端微塵になっているというのなら話は分かりますが、これじゃせいぜい火炎放射器程度でしょう。いくら資金が有り余っているといっても、大金はたいてその程度の「大量破壊兵器」を開発するのでしょうか？

オマケに、自動車の上にある道路は全くぶっ壊されていませんね。人工衛星から実に上手に自動車だけを狙ったものだ！

●（路上での火災の写真）
http://drjudywood.com/articles/DEW/dewpics/Image170.jpg
http://drjudywood.com/articles/DEW/dewpics/Image169.jpg
http://drjudywood.com/articles/DEW/dewpics/2431.jpg

これらも「ビーム兵器」にやられたにしてはちゃんと形を保って燃えているようです。普通の自動車火災と受け取るべきではないでしょうか。どこが熔けているのでしょうか。

●（駐車場での火災の跡）
http://drjudywood.com/articles/DEW/dewpics/toastedlot_93a1f7e6e7.jpg
http://drjudywood.com/articles/DEW/dewpics/toasted_lot_merc.jpg
http://drjudywood.com/articles/DEW/dewpics/1022378944031921077S600x600.jpg
http://drjudywood.com/articles/DEW/dewpics/Image8.jpg

これは不思議ですね。駐車中の自動車がこれほど大量に燃えるのも奇妙な気がします。しかも隣り合っている車同士だけではなく、離れた箇所にあるものも燃えていたようです。誰かが放火して人為的に火災を起こしたのか、ＷＴＣから来た粉塵の「雲」の中に部分的に非常に高熱の箇所があったのか、今の時点では私には判断が付きかねます。

しかしそれにしても、これも先ほどのＦＤＲドライブの焼けた車と同様、「ビーム兵器」のような恐ろしい大量破壊兵器（もし実現していたとしたら）でやられたにしては、いずれも一応の自動車の原形を保ったままです。噂の割にはずいぶんと役に立ちそうにもない兵器のようですね。これじゃモロトフ・カクテル（火炎瓶）並みじゃないのかな？　少なくとも手榴弾未満でしょう。

あるいはよっぽど「威力を弱めて」照射したのでしょうか？　しかし「ＷＴＣをぶっ飛ばす」威力を持つはずの兵器を用いて、人工衛星から駐車中の自動車を燃やすなどといったチンケな秘密作戦を実行する特殊部隊があるのでしょうか？　もしそうだとすれば、米軍（あるいはイスラエル軍）はよっぽどヒマでイタズラ好きな愛すべき人々なのでしょう。

ウッド女史もレイノルズ氏も、もうイイカゲンでこんな暇な遊びはやめたらいかがでしょうか。いい年こいてんだから。

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