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マドリード列車テロの28被告に判決、7人は無罪
http://cnn.co.jp/world/CNN200710310031.html
2007.10.31
Web posted at: 22:12 JST
- CNN/AP
マドリード──2004年3月にマドリードで起きた列車同時爆破テロ事件で、殺人罪などに問われた28人の被告に対する判決が31日、同市内の全国管区裁判所で言い渡された。主犯格の8被告のうち、大量殺人で有罪判決を受けたのは3人。残る被告の一部はテロ組織への所属などで有罪判決を受け、7人が無罪となった。
AP通信によれば、無罪を言い渡されたうちの1人は、別のテロ関連容疑でイタリアで収監されているエジプト人のラベイ・オスマン・サエド・アフメド被告(35)。「列車爆破を発案した」と語ったとされる電話の盗聴テープがあり、首謀者として起訴されたが、本人は事件への関与を否定していた。
事件では191人が死亡、1800人余りが負傷した。国際テロ組織アルカイダ系の組織に所属するモロッコ人、スペイン人ら29人が起訴され、2月に裁判が始まった。その後、被告のうち1人は証拠不十分として起訴が取り下げられた。
裁判では、被告全員が無罪を主張した。主犯格の8人は、殺人、殺人未遂などの罪に問われた。検察は、死者1人につき30年、負傷者1人につき18年の刑などを加算し、それぞれの被告に対して禁固3万9000年を求刑していた。ただし、スペインの法律で禁固刑の執行は最長40年と定められている。死刑は認められていない。