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考察者Kさん、ご意見ありがとうございます。おらは番組見て発奮すて、今勉強中だす。
http://www.asyura2.com/07/war97/msg/371.html
投稿者 竹中半兵衛 日時 2007 年 10 月 24 日 04:54:49: 0iYhrg5rK5QpI
 

(回答先: もし、竹中半兵衛さんの意見が正しいとしても、南タワーは78階付近で折れるはず。 投稿者 考察者K 日時 2007 年 10 月 23 日 21:16:56)

Kさん、久しぶりだすな。
おらの意見は主観にもとづく推測だす。正しいも正しくねえもありません。ただ、この番組がどのように構成され、どのような論理展開をしてるかっつ、確かめてみたくなったから、貧困な思考力で思いつくままに書いてることを了解してください。ただし無責任な書き方をしてるわけではありません。

まんず、タケシの「9.11疑惑」の番組は、様々な問題を提示してくれ、おらみてぐ無学のもんにとって、久々に勉強する機会を与えてくれますた。勉学意欲ば掻きたててくれて感謝すてます。丁々発止の専門的な議論が飛び交ってるけど、番組が

「疑問を持って 
自分のために考えてください
気付けば、あなたも変わるはずです」

という言葉に刺激されたために、おら自らを変えるために、恥を忍んで無知をさらけ出してる。
そすて、徐々に自然科学・物理学・建築工学の領域のサイトにゆかざるをえず、「はあ、そうかあ」っつう、無批判的な知識の受容と、あまりぴったりあてはまることのない応用(こだらもんだべか、っつう推測が主だすが)で、9.11ばとらえかえさざるをえません。主体性だけはあんだすが・・・。

ひとつひとつの事項をつぶしてゆくこつが、自分で考えることの基本ではねえがと思います。

なあんせ、おらは現場ば見てねえ、ますてやビルの中のことは、なにが起きてるかわがんね。客観的データすらまともにねえ憶測の世界だべす。

そのように認識して客観的データさあたてゆくと、いろんなことがあるもんだす。
番組で用いられる用語がいい加減なもんが多いこつさ気づくこつもできますた。
登場する人の役職がでたらめである(消防「署長」の殉職者は居ねす)とか、設計考案者のミノル・ヤマザキがまったく出てこない不思議。このことからも印象とすてはいい加減な番組だっつ思うにいたりマスタ。用語や人物の吟味も厳密さが問われるはずだすが、これでブッシュ一味ばやっつけがなんのかな、ほんまに。火災の比較対象が、ジェット燃料ばばら撒かれた建築物であるっつう条件抜きに、9.11以降のビル火災まで持ち出して「火災」という条件だけで(鉄筋コンクリ、鉄骨構造の区別も、消火活動の有無ももつろん抜きだ)、「おがすい」だって。崩壊のしかたも、もちろんジェット燃料による火災は無視すて、ビルの制御解体さ似てる、って。外面的類似性はあるとすても、文字通り「内面的」な実質が全然違うわけだす。

ほれに、どう見ても50代後半から60代前半にすか見えねえ、2001年9.11の8ヶ月前にインタビューすたっつう「この建設プロジェクト責任者だったフランク・ド・マルティニ」なああんつのもおがすいね。建設工事が始まったのは1966年だすがや。年齢がさっぱりわがんねようだすが、どう見たって、生え際の具合から50代後半から60代前半とすかおらには見えねす。70歳にすて若作りなんだべすか。仮にこのとっつあんが2001年で60歳とすてみなしぇえ、工事開始は35年前さなるんだからすて、25歳だ。このような若さであんだけの建設プロジェクトの(400メートル以上のビルば二つも建てるそれ)の責任者さ任命されるんだべか?

 世界的に有名なミノルヤマザキは、胸に秘めていた狂気(WTC1,2には瞬時に崩壊するシステムを施していた、これが今回の崩壊の間接的要因だべす)ともとれる「超高層ビルの宿命」を悟っていたほどのベテラン設計家であったと思う。おらから見れば、若干25歳の駆け出し建築家(建設プロジェクトの責任者)がいかに天才的であったとすても、おらは自分の家を建ててほすぐねえ。建築に熟知した人でねえと信用でけね。おら自分で事務所(仕事場)ば作って素人作りのお粗末さば実感すてるから。自分で作ると、まんず地震対策が重要とばかりにべたべたべたべたと、頑丈な壁と柱、それに梁を、必要以上に貼りめぐらすたども、水平器使っても柱は斜めで、結局斜めの事務所がでけた。

こだいなこつ言ってもすがたあんめども、お粗末な番組だっつこつは、ちょっと紐解けば見えてまいります。

ってなこと言いつつ、Kさんのご意見ば検討すますた。

WTC2の78階から84階までの、突入すた飛行機によって破壊された面(床と梁だす)は、床面のコンクリの下方への重みで外周の柱をコア側へ引っ張る力を生じたべす。
それによって床面は半端ながら傾斜すて下を向き、外周の柱も内側さ引っ張られることによって、接合部のボルトに曲がりなどを生じさせたんではねべすか。これは84階以上の階の重量が一気に外周の柱にかかり、座屈の発生原因となると思います。この点はおらとKさんは同じ見解だすな。

もう一つ、コアの柱側にもコンクリの重力が引っ張る力とすて働いているわけだすから、座屈により当該箇所の78階以上の階の外周側は重力とすては、78階以上の階のコア柱にも影響ば与えたと思うっす。つまりこのコア柱は座屈すた側さ引っ張られる。その結果、ボルトでつないであるコアの柱は上方さ引っ張られることになり、まず影響を受けるのはボルト接合部だと思います。

コアの柱は、ビル全体の重力を支える機能をもってますので、基礎部分ではまったく影響がねえのは、モーメントの公式があるみてだすから、重力による上層階のコア柱は座屈した側へ一端折れるがごとき曲がりが生じてしまってもビル全体の重力を支える力は残ってるわけだす。

http://kozo.milkcafe.to/rikigaku/rikigaku.html

だども、78階部分で座屈すた部分は、コアの反発力で戻ることはできねえほどの重量が上の階からかかってすまってることと、一端変形すたボルトは元には戻らないことは想像がつきます。このビルのチューブ状の構造は、外部からの衝撃には外周の柱がこれを吸収し逃す柔構造にあるのに、コアの柱はビルの重量を支える機能がメインみてだす。つまり、水平方向からの重力や引っ張りには弱い。したがって一端曲がってすまった78階部分はそのままの状態にしばらくはあったのではないか。

そして、飛行機によって切断された79階から83階(以下当該階っていいます)までの床・梁は、すでに下方へ傾斜すてるわけだすから、ここから漏れ出す油(ジェット燃料)は、直接コア部分へ流れこむには、少し時間があったかも知れましぇん。その分当該階の下の部屋部屋にまず油が染み渡っていった。これに衝突時の炎が引火するには暫く時間があった。

火災の一番大きかったのは80階ってmsqさんが特定すてることと、幽霊署長(本当はFDNYのはしご車隊パーマー隊長)が、崩壊の13分前でも、火勢は弱いって言ってることから、この時点でもまだ燃料が、天井を通じてでもこの部屋には大量に流れ込んでいないことがわがります。このことは何を意味するか。

たとえ当該箇所の真下の部屋に燃料が流れ込んでいたとしても、崩壊13分前にパーマー氏が到着した場所が、当該箇所とは別のところ(つまりコアをはさんで反対側など)に居たとすれば、火勢が弱いことが納得でけます。こちらまでは、床が飛行機によってノコギリで切断されたように切り裂かれて、床面が下方を向いている部分に油は流れ落ちていっているはずですから。

二箇所からの発火が見られるだけだから、ジェット燃料の揮発性が低いことを考慮すると、崩壊13分前でのWTC2でのビル全体に流れ込んだ燃料への着火はなかった。それは、パーマー氏が非常階段を上がってくることができた事で証明でけます。

すると、残り13分のあいだに何が起こったのか、という疑問に到達すます。パーマー氏が仮に当該箇所の反対側に居て無線連絡してきたとすると、すでに当該箇所より階下の部分では燃え盛っているわけですから(番組では「一番激しく燃えている78階」って表現すてます、パーマー氏は78階であってもコアの反対側に居たならホース二本で消化できる、って報告でけます)、全体が火の海に包まれるのは、油がコアを伝って一階部分付近まで達する頃だったんではねでしょうか?そのときには、どのような化学反応が生じるのか?

ガスの供給はどだいだったか?ガスが充満すてねがったんか?
http://infoshako.sk.tsukuba.ac.jp/~tj330/Labo/murao/wtc/blocker/wtcpdf2/1-9_1.pdf


火の海に包まれて、まんずコアの柱が熱せられる。当該箇所の耐火被覆が施されていなかったことを考慮するなら、また被覆の施し方が階によっていい加減だったら、コア鉄骨は熱の影響をもろに受けることになりますだ。番組では、単なる「火災」でも1000度がアローアンスとすて、言われたわけだから、鉄の熱伝導率を考慮すれば、瞬時に鉄骨の芯部まで1000度の熱が伝わったことは想定でけます。パーマー隊長が二箇所の火を消すために消火活動(ホースをもっていた)にはいったとすても、コア部分やコアの反対側ではタワリングインフェルノが進行すてたと、十分に考えられます。

そこで、おらはコア柱の崩壊を、鉄の熱による膨張が原因と考えていますたが、サイトを調べてゆくにつれ、おらにインプットされる情報が更新されてくることに気付きますた。んで、熱膨張論は一端ここでは度外視せねばなんねっす。むしろ熱伝導率のほうが大事かも。

鉄は600度で強度は半減する、なあんて、ジェット燃料の成分であるケロシンが1000度にはなんねえっつうための伏線であることがわがりますた。1500度で鉄は溶解するのだ、んだから崩壊は燃料による火災ではねぐて爆発物によるもんだ、っていう導入のための「法則」なんだすな。

簡単な実験があります。

木は鉄よりも火に強い
http://www.touyo-platown.com/royal/seisitu01.html

この一点で崩壊の説明はでけるかもしれましぇん。

いかなる条件のもとかは詳しくはわかりませんが、ガスバーナーで鉄を熱し続けると、木よりも先に鉄が変形するこつがわがりますた。これは建築業界では常識なんではねですかな。嘘の宣伝をしているとは思えません。

つまり、「強度が半減する」ってのは、鉄がやわらかくなって変形する、ってことであって、このことは番組では当然伏せたのでしょう、全く言われてません。だって、コアの柱は鉄骨であって、一階から最上階まで何本もボルトで(溶接ではねぐて)つなぎ合わせて一本の柱になってるわけだす。コア柱の囲んでいる吹き抜けとエレベーターシャフトから大量の燃料が流れ込み着火すれば、コア柱はビル全体の重量を支えてるわけだすから、1000度の熱を浴び続ければ(つまりタイムスパンは衝突から崩壊までの50数分間の範囲の中で)コア柱が軟化して変形する、さらにこれを接合している多数のボルトがコア柱の変形を受けて接合部で千切れたり変形する。この現象は上からのビル全体の重量がかかる前の、コア柱自体の鉄骨の重みだけでも座屈を起こす要因となりますが、これにビル全体の重量がかかっているわけだす。

ほかのビル内の条件については、下記に専門的な意見があります。

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
ヒロさん日記
http://www.mypress.jp/v2_writers/hirosan/story/?story_id=1609722
より、
   
******************
ツイン・タワーの崩壊 2007/5/21(月) 01:10 chengguang
「私が驚愕した点は、この内核にありました。なぜ内核も簡単に崩落したのかでした。この疑問は、その後この建物の図面が明らかにしてくれました。日本の建築 構造設計者から見ると、このビルの構造は信じられないくらいチャチな構造でした。しかし、それは日本の建築構造を基準にしているからに過ぎません。ただ、 そのチャチさゆえに、簡単に崩壊したわけです。

WTCの場合、地震を考慮する必要はなく、地盤は岩盤です。ですから、例えて言えば、二本の縦棒の間に横棒を挟んだ状態の構造になっており、何かの弾みで 縦棒が広がったり、横棒が曲がったり、折れたりすると、簡単に横棒が落下する構造になっています。風による横力は外殻で処理しているので、後は床にかかる 荷重を柱に伝えてやればよいだけだからです。このため外郭は比較的強度があり床崩壊の後も残り、内核の柱は床の崩壊に引張られる形か押される形で崩壊した と考えられます。」

ジェット燃料の火災による鉄の軟化については言及がないけど参考になりますな。
つまりこの人の見解に火災要因を入れれば、このあとに続く文章が生きるのではないか。

「ヒロさんが疑問の、崩壊上部の建物の傾きですが、建物の一辺を手前にして平面を見て、建物の中心を原点としてX−Y軸を引き、建物の短辺の長さをb、長辺 の長さをBとすると、原点から左右・前後にb/6、B/6づつの点で囲まれた範囲内(長方形の建物の場合はダイヤ形になる)に傾いた建物の重心があれば、 一方に傾いた建物の反対側は浮き上がらない、と言うことで説明がつくと思います。ビデオでは大きく傾く前に沈んでいます」

****************
続き:スケール効果と日常感覚の穴、および数学と物理 2007/5/22(火) 23:36 さつき

「上層階の崩落から、会話のテンポでズシン、ズシン、ズシンと言うような間をおいて崩落が進む、というような、日常感覚だけに基礎を置いた印象を絶対化する のはやめた方が良いと思いますよ。気圧の波は音速(330m/秒)で伝播します。私は、このスケールの現象では「ドミノ倒し」の力も、床のたわみと空気圧 を介して音速で伝わった可能性が高いと考えています。

構造物本体だけに目を奪われがちですが、WTCの建物内部にあった空気の総質量は1,300トンほどにもなります(気温によってかなり違いますが、自分で 計算してみましょう)。そこに旅客機が突っ込み、大規模な火災が発生しました。火災=燃焼=化学反応=相変化が起こった時に、この1,300トンの気体が どう挙動し、どのような効果を発揮するか、日常感覚でイメージすることは困難です。温度変化に対応した建物内部の気圧変化、移動(流れ)にともなう慣性 力、崩落によって発生する気圧の波の伝播、不完全燃焼にともなう副次的な出来事、等々が関係してくるでしょう。」

以上、お粗末さまだす。



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