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(回答先: イラク情勢(2/19〜28) 投稿者 妹之山商店街 日時 2007 年 3 月 03 日 17:49:03)
Iraqis flee for their lives and to elude kidnappers (ビデオ映像 3分10秒)
イラク人難民は命の為、誘拐犯から逃れます
http://news.bbc.co.uk/player/nol/newsid_6240000/newsid_6245600/6245621.stm?bw=nb&mp=rm
「
毎日必ずどこかが爆発を経験します。
ロシアン・ルーレットのような治安が
イラクを大規模な難民の排出国にしています。
毎日何十もの遺体が発見されています。
人々は命を守る為に逃げ続けます。
ヨルダン国境、荒れ地に立つ検問所に向かいます。
イラク西部、強盗や追い剥ぎが横行する危険な砂漠を
通り抜けた末にここに辿り着きます。
ラド・イブラヒムさんは、イラクの実業家でした。
現在はヨルダンで貧困生活を送っています。
彼はスンニ派ですが、妻はシーア派です。
フセイン政権下では問題ではありませんでした。
しかし今は違います。
『シーア派民兵がやって来て、
家を明け渡さないと撃つと言われたのでヨルダンに来た』
イブラヒムさんが捨ててきたバグダッドの通りには
不信感と恐怖が満ちています。
政治的な誘拐事件もあれば、単に金目当ての犯行もあるそうです。
名前を隠すとの条件で取材に応じたこの男性は、
資産家でも武装グループのメンバーでもありません。
普通のトラック運転手です。
拉致され、数日間監禁され、
家族が全財産を身代金として払い、解放されました。
『命の危険を感じましたね。
誘拐犯は誰でも躊躇なく殺しますから』
<何故貴方が誘拐されたんですか>
『まず、シーア派だから。
彼らはとにかく金が欲しかったのす。
武装勢力の活動資金にすると言ってました』
バグダッドで話を聞くと
誰もが誘拐された人を自分は知ってるよと言います。
最年少は八歳の男の子です。
身代金を払って解放されました。
最年長は60代の人でした。
政治的な動機ではなく、金目当てだったということです。
しかしある家では身代金を払ったのに、
子供の遺体が両親のもとに返されたということです。
これが人々が先が見えなくてもヨルダンに逃れる理由です。
この医師の男性は殺人の脅迫を受けました。
イラクに止まりたかったけれども、どうしようもなかったと語ります。
『今のイラクで命を失っては、馬鹿馬鹿しいですよ。
治安が悪化している状況で。
馬鹿馬鹿しい銃弾に倒れることなど嫌だったんです』
<今のイラクの状況をどう思いますか>
『国家の経験としては最悪の類ですね。
この三年間で人々は驚くべき変化を遂げました。
かつてはスンニ派もシーア派もキリスト教徒も
隣近所仲良く住んでいたんです。
そして突然この宗派抗争が勃発しました』
イラク難民の流入は周辺国に大きなプレッシャーを与えています。
イラクには武装勢力と脆弱な国家のみが残されていきます」