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読売【フセインの死刑執行、住民虐殺「人道に対する罪」】
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http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20061230it02.htm
フセインの死刑執行、住民虐殺「人道に対する罪」
【カイロ=長谷川由紀】イラク中部ドゥジャイルのイスラム教シーア派住民148人を殺害したとして、人道に対する罪で死刑が確定していた同国元大統領サダム・フセイン(69)に対する絞首刑が30日午前6時(日本時間同日正午)ごろ執行された。
人道に対する罪で元国家元首が処刑されたのは初めて。34年にわたり同国を強権支配し、2003年のイラク戦争で政権の座を追われた独裁者フセインは、自国民の手で裁かれ、「犯罪者」として刑死した。
処刑は、バグダッドのシーア派地区カジミヤにある旧軍情報機関本部の建物内で行われた。地元メディアによると、処刑にはイラク高等法廷の判事や政府当局者ら7人が立ち会った。立ち会った政府当局者によると、フセインは首にロープをかけられる直前に、「神は偉大なり。国家(イラク)は勝利する。パレスチナはアラブのものだ」と叫んだ。
判決確定から4日後という迅速な処刑で、フセインを支持する旧バース党関係者やスンニ派武装勢力が、現政権で主流のシーア派やクルド人への反発を強め、治安がさらに悪化するとの指摘もある。マリキ首相は処刑後、声明を出し、「独裁復活をはかるばかげた試みはこれで終わった。闇の歴史に区切りをつけ、ともに国家を再建しよう」とフセイン支持勢力に呼びかけ、宗派や民族対立の解消に向けた国民融和の実現を目指し、政治プロセスに参加するよう訴えた。
(2006年12月31日1時48分読売新聞)
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