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(回答先: フセイン早期処刑は米政府の都合(スポニチ) 投稿者 天木ファン 日時 2006 年 12 月 31 日 09:57:31)
ブッシュ米大統領は29日、イラクのフセイン元大統領に対する死刑執行について「(イラクの)民主主義を進展させる上で重要な節目」と称賛する声明を発表した。しかしイラクの国内情勢は混乱の一途で、大統領のイラク政策への批判も厳しさを増すばかり。世論調査では、今年一番の「悪役」と「ヒーロー」に同時に選ばれるなど、米国内の複雑な評価が反映される結果が出ている。
ブッシュ大統領は裁判について、フセイン政権による長期の抑圧の後、民主化に向けて前進する「イラク国民の決意の証」と強調。「公正」で手続きに問題はなかったとし、イラク国民の手で裁かれたことを歓迎する姿勢を示した。
しかし、米国にとって決して見通しは明るくない。共同電によると、大統領は声明で「数多くの困難と一層の犠牲が前途に待ち受けている」と指摘。死刑執行で、元大統領の支持基盤だったイスラム教スンニ派とシーア派による宗派対立が激化することを警戒する姿勢を示した。
この日は米南部テキサス州の私邸で休暇中だったが、同地方に竜巻警報が出されたことを受けて一時、装甲車で避難する一幕もあった。ローラ夫人と2頭の愛犬とともに数百メートル離れたシェルターに移動を始めたが、約10分ほどで私邸に戻った。その後は今月末に退任するアナン国連事務総長やブレア英首相からの電話を受けたり、イラクの新政策の検討をするなどして過ごしたという。
この日までにAP通信などが「今年一番の悪役は?」という世論調査を行ったところ、米国人の25%が「米大統領」と回答。国際テロ組織アルカイダの指導者ウサマ・ビンラディン容疑者の8%を大きく引き離し、1位に選ばれた。3〜5位はフセイン元大統領、イランのアハマディネジャド大統領、北朝鮮の金正日総書記の順だった。
[ 2006年12月31日付 紙面記事 ]
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2006/12/31/02.html